県立柏崎高等学校(新潟)
日本海のほど近く、夏は海水浴でにぎわう新潟県柏崎市にある県立柏崎高等学校は、1900年創立の伝統校。卒業生には1992年から2004年まで新潟県知事を務めた平山 征夫氏。ルートインBCリーグの代表・村山 哲二氏。球児にもお馴染みの飲み物、カルピスで有名なカルピス株式会社の会長として活躍した小林 公生氏など、そうそうたるメンバーが名を連ねます。
文武両道という意味の「右文尚武」を合言葉に生徒たちは部活に勉強にと充実した学校生活を送っています。陸上部、水球部、ハンドボール部は全国レベルで、水球部とハンドボール部は県からスポーツ活動推進重点校の指定も受けています。
野球部は2003年春に、21世紀枠でセンバツ出場。奈良の斑鳩と接戦を演じました。
昨夏はベスト16入り。4回戦で夏の甲子園8回出場の中越と対戦(試合レポート)。秋は南支部予選で新潟県央工に敗れ県大会出場はならず。今年の春季大会では3回戦でまたも新潟県央工と対戦し敗れています。ちなみに新潟県央工はこの大会準優勝(試合レポート)し、北信越大会に進出。8強入りを果たしました。
同じ相手にこれ以上負けられない!野球と勉強、どちらも100%で挑むという柏崎野球部を主将の米山 航平君に紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!
■ 柏崎の米山 航平君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が14人、2年生が12人、3年生が10人の合計36人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時から19時までです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
学校のグラウンドを他部活と共有しています。
今年のチームについて
米山 航平主将(県立柏崎高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「ピンチの時の集中力」「アップの速さ」「文武両道」の3点です!
Q. ここ一番で力が発揮できるのはいいですね!では、夏へ向けてどんなことを課題において練習に取り組んでいますか?
人に言われる前に行動することを課題としています!
Q. 野球だけでなく、実生活にも生かせそうですね。春季大会はいかがでしたか?
普段学校でやっている良いことも悪いことも試合で出てしまうことが分かりました。
Q. 練習は嘘をつかないということですね!では、新潟ということで、冬に雪が降ると思います。グランドが使えない中で、どのような工夫をして練習に取り組んでいますか?
雪の上を走ったり、室内練習場、陸上競技場などを利用して練習してきました!
Q. 雪の上を走るのは、足腰が鍛えられそうですね!さて、雪も降るけど夏も暑い新潟。万全の状態で夏を勝ち抜くために、体調管理で工夫していることはありますか?
練習が終わったらすぐにエネルギー補給をしています!
Q. こまめなエネルギー補給は、これからの季節で重要となってきますね。選手間で決めている約束事や、ルールなどはありますか?
迷ったらキツイ方を選ぶ!
Q. 非常にストイックなルールですね!夏を迎えるにあたって、どのような気持ちで練習していますか?
野球と勉強100%です!
Q. まさに文武両道!では、チームのキーマンを教えてください!
村山 太一です。彼はチームのエースであり、力強いストレートがウリの選手です!
ありがとうございました!
尾崎 正弥選手(県立柏崎高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
尾崎 正弥(以下「尾崎」):全力でプレーして勝負しあう楽しさがあります。野球をしているとき以外でも、挨拶や気配りなどを徹底して行うところも好きです!
渡辺 飛鳥(以下「渡辺」):イニング間の全力疾走や、全力でプレーするところです!
Q. 全力、というところがポイントですね!一番好きな練習は何ですか?
尾崎:フリーバッティングです。
渡辺:実戦練習です。
Q. では、キツいと感じる練習は何ですか?
尾崎:ダッシュ系のトレーニングです。
渡辺:そうですね。トレーニングメニューはつらいです。
渡辺 飛鳥選手(県立柏崎高等学校)
Q. キツいトレーニングは夏にその成果が見えてきますね!さて、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
尾崎:新潟県央工業です。秋・春の大会で連敗したので、リベンジして勝ちたいです!
渡辺:長岡商です。前監督がいるので、成長した姿を見せたいと思います!
Q. 夏に向けて、楽しみが多いですね!では、 一番好きな応援歌は何ですか?
尾崎:「Gフレア」です。
渡辺:「あまちゃん」です。
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
尾崎:「ベストを尽くし、ベストを疑え!」
渡辺:「努力なくして成功なし」
やはりストイックですね!ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■勝海 裕一監督に質問!
Q. 新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
8年間勤務された佐藤前監督が3月で異動になり、その後を引きついでいます。地域の伝統校であり進学校である本校の校是は「文武両道(右文尚武)」です。野球部も野球部員である前に、柏高生である、野球も勉強もおろそかにしない、という方針で活動しています。野球も勉強も自分を向上させ、成長させる機会、手段であるとし、学習時間も野球の練習時間も同じ気持ち、集中力で臨み、力をつける方法はどちらも同じであることを繰り返し話しています。
進学校特有のおとなしさ、まじめさがあります。試合になると萎縮して力が出し切れないことが多いため、本番でいかに普段の力を発揮するかをテーマに、心技体を鍛えています。また普段を出すわけですから、日常の生活を大切にしなければなりませんん。選手には、やらされるのではなく、主体性をもって野球をしてほしいと思っています。そのため、週に1~2回練習メニューを選手に組ませ、選手ミーティングに時間をかけています。考える力がある子供たちなので、主体的に野球に向かうことで、喜怒哀楽を含め、様々なことを感じてほしいと思っています。
右文尚武を貫く姿勢に感心します!ストイックな選手たちが良い結果を出せるよう期待しております!ありがとうございました!