県立中之条高等学校(群馬)
群馬県吾妻郡中之条町にある県立中之条高等学校は、創立が明治32年という伝統校。近くには名湯・伊香保温泉や草津温泉があります。学校敷地内には果樹園があり、そこまでの坂道を野球部のトレーニングにも利用しているそうです!
そんな中之条野球部は、春季大会ではベスト16入りを果たし4回戦に進出。この大会を制した前橋育英を相手に、敗れはしたものの延長10回まで粘り、2対4と健闘を見せました!
次は、粘った後に勝ちたい!リベンジに向け日々練習に励む中之条ナインを下谷 恭貴主将に紹介していただきます。
チーム基本情報を紹介!
■ 中之条の下谷 恭貴君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が13人、2年生が8人、3年生が14人の合計35人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時頃から19時30分頃までです。
Q. では練習グラウンドの環境を教えてください。
平日は1km坂を登ったところにある町営グラウンドを借りて練習しています。休日はそのグラウンドが使えないため、校庭の端を使って練習します。
陸上部も強いとのことで、坂が多いため足腰が常に鍛えられているのですね!
今年のチームについて
チームの雰囲気を高め、陰日向なく努力できる小池 健太選手(県立中之条高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「思い切りのいい打撃」「声の大きさ」「チャンスでの爆発力」です!
Q. 波に乗ったら怖そうですね!夏へ向けて、現在、どんなことを課題においてやっていますか?また、秋・春からチームとして成長したと感じるとこを教えてください。
課題は、終盤でどこまで粘れるかということです。攻撃と守備のつながりが出てきて、バランスのよいチームになったところは成長を感じられます。
Q. 春季大会を振り返ってみて、先ほど伺った成長に加え、収穫や課題などはありますか?
収穫は、ベスト16で前橋育英に延長10回まで粘れたことです。課題は、あと1歩のところでヒットが出なかったことです。
Q. 粘って食い下がれたからこそ、悔しさもひとしおだったことでしょう。その前橋育英にリベンジするために、重点を置いて取り組んでいる練習はありますか?
チャンスでヒットを確実に打てるバッティングと、守備の細かい連携などですね。
Q. 中之条高校野球部ならではの名物練習などがあれば教えてください。
学校敷地内にある果樹園の坂を使って果樹園ダッシュをします!
Q. 果樹園が敷地内にあるんですか!四季折々に楽しめそうですね。さて、野球部はどんなチームを目指し練習に取り組んでいますか?
大きな声で明るい雰囲気があり、守備ができて当然の野球部。秋の大会で監督が替わり、慣れない環境でもチームで支え合って乗り越えてきました。
Q. 支え合える仲間は大切ですね。では夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していますか?
近年、中之条高校野球部は、夏の大会で初戦突破していないので、夏の大会で1回でも多く勝てるようにしたいと思います!
Q. 夏を勝ち抜くための、このチームのキーマンを教えてください。
高橋 皓大、駒野 喬大、青木 達也の3人です。
高橋は、伸びのあるストレートとキレのある変化球で打者を打ち取り、守備のリズムを作ることができるピッチャーです。
駒野は守備では高い技術力で内野を引っ張ることができ、バッティングでは足を生かして安打を稼ぐことができます。
青木はピッチャーが信頼して投げることができるキャッチャーです。ピッチャーの能力をしっかり把握していて、野球の知識も豊富なので頼れるキャッチャーです。バッティングでもチャンスに強い好打者です。
続いて中之条の副主将、高橋 皓大君と駒野 喬大君にお話を伺います。
試合中の様子(県立中之条高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
高橋 皓大(以下「高橋」):最後まで何が起こるかわからないところ。です!
駒野 喬大(以下「駒野」):チームの皆と一つの共通の目標に向かって必死にできるところが良いですね。
Q. 一番好きな練習はなんですか?
高橋:ケースノックが好きです。
駒野:実戦を想定した練習です。
Q. 一番きついと感じる練習はなんですか?
高橋:ランメニュー、特にシャトルランです。
駒野:確かにラン系のトレーニングはきついですね。
Q. 果樹園ダッシュですね!では、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
高橋:県立岐阜商業!高橋 純平投手の球を打席で体感してみたいです!
駒野:群馬県立高崎高等学校です。2013年の1年生大会で負けたので、リベンジしたいです!
Q. 一番好きな応援歌はなんですか?
高橋:「ジョックロック」が好きです!
駒野:「アイスマン」!
Q. 野球をする上でモットーにしている、好きな言葉はなんですか?
高橋:「弱気は最大の敵」
駒野:「諦めないで努力し続ける」
指導者が語る!このチームの強み
■小磯 浩孝監督に質問!
Q. 今年のチームは新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げ、また夏に向けてどんなチームを目指してきたでしょうか?このチームの強みとともに、教えてください。
テーマを2つ掲げて活動してきました。
まずは声を出すこと。声にも2種類あり、味方や自分自身を鼓舞する声と、周囲への的確な指示の声とに大別されます。この両方の声を全員が出せるようにしたいと考えています。
次に、打撃、守備、走塁、戦術などすべてのカテゴリーにおいて、自らの意思で積極的に取り組むということ。もちろん最終目標は、これらを試合で迷いなく体現できることです。そのための準備を練習で積み重ねていきたいと考えています。
高い目標です。夏が楽しみですね!お話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました!