県立鹿町工業高等学校(長崎)
長崎県佐世保市にある県立鹿町工業高等学校。江迎湾に隣接し、敷地内からは天然温泉が湧き出ているという豊かな環境で、生徒はのびのびと部活に勉強にと励んでいます。そんな素晴らしい環境のもと、ものづくりコンテストや技能五輪など、工業高校ならではの分野でも活躍をしています!
野球部は、昨年の1年生大会では見事優勝。同年夏の長崎大会でベスト4入りを果たした九州文化学園を破っています。春季大会は準優勝した長崎商に1回戦で敗れてしまいましたが、それだけに夏にかける思いは並ではありません!6月14日に決勝戦を予定している第63回 NHK杯長崎県大会でも、甲子園常連の強豪校・長崎海星相手に1点差ゲームを繰り広げるなど、確実に夏に向け力を蓄えてきています。
春に味わった雪辱を期すチームを、スコアラーの山口 愛彦君に紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!
■ 鹿町工の山口 愛彦君(学年:2年/役職:選手兼スコアラー)にお話をうかがいました!
Q. 現在、部員は何人いますか?
1年生が22人、2年生が23人、3年生が16人の合計61人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時から19時までです。
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
グラウンド全体を陸上部、サッカー部と共有してい使用しています。
限られたスペースで練習しているんですね。
今年のチームについて
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「チーム野球」「元気がある」「仲が良い」の3つが、うちのチームのウリです!
Q. 夏へ向けて、現在どのようなことを課題に練習を行っていますか?
「バントを確実に決めてチャンスを作ること」と「リード、第2リードをアウトになる1歩手前まで極めること」の2つを課題に取り組んでいます!秋、春を終えてチームプレーを意識するようになり、チーム力がかなり上がっていると思います!
Q. 具体的な課題に向かって、取り組んでいるんですね!春季大会を振り返っての、収穫や課題などもあったのでは?
春季大会では、守備の乱れから相手に流れを持って行かれました。なので、このチームは守備で流れを作ることを目標にしています!
Q. 先程、練習時間は16時から19時だとお聞きしました。この練習時間を有効に使うために、工夫していることがあれば教えてください。
班を作り、ローテーションで回すことにより、練習時間を存分に使えています!また、グラウンド内では走る、バッティングの準備を昼休みに行うなどしています!
Q. 時間を無駄にしないように、たくさん工夫されているんですね!それでは、強豪校が混在する長崎県ですが、勝ち上がるために重点を置いて練習していることはありますか?
エラーをしない守備、そしてみんなでつなぐ攻撃、相手のミスを誘う走塁、走攻守において目標を定めています!
Q. 場面によって意識することで自分の役割が見えてきますね!チームが強くなるために全員で守っているルールなどはありますか?
「全員身だしなみを揃える」「野球ノートを必ず提出する」「学校生活をきちんと過ごす」ということをルールにしています。
Q. 選手という前に一人の人間として大切なことをですよね!では、チームで結束があると感じたエピソードがあれば教えてください。
今年の春の大会で、前監督が転勤で最後の試合になった時、みんな涙で別れたことです。
Q. 思い出がたくさんあったんですね。それでは、夏に迎えるにあたって、現在どんな気持ちで練習をしていますか?
勝ちという2文字にひとりで向かっていくのではなく、全員が一つとなって向かっていくんだという気持ちで毎日練習をしています!
松本 直樹主将(県立鹿町工業高等学校)
Q. ありがとうございます!それでは、このチームのキーマンを教えてください!
松本 直樹、前田 大成、岩永 塁、吉浦 竜馬、松本 大貴、畑原 大輝、吉浦 将一郎の7人です!
Q. この7人は、どんな選手ですか?
松本 直樹は、明るくチームを1つにしてくれる頼れる主将です!
前田 大成は副主将で、左右に上手く打つバッティング技術がウリです!
岩永 塁も副主将で、一言で言えば守備の要です。
吉浦 竜馬はチームのエースです。ストレートとキレのあるスライダーが彼のウリです!
松本 大貴は、4番打者で長打を打てるパワーヒッターです!
畑原 大輝は、チーム1の俊足です。
吉浦 将一郎は、1番打者で長打も打てる切り込み隊長です!
続いて主将の松本 直樹君と、エースの吉浦 竜馬君にもお話を伺います!
吉浦 竜馬投手(県立鹿町工業高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
松本 直樹(以下「松本」):泥臭く、最後まで諦めずプレーをするところが好きです!
吉浦 竜馬(以下「吉浦」):試合が終わるまで、勝負が決まらないところです!
Q. 一番好きな練習は何ですか?
松本:やっぱり、バッティングが好きですね!
吉浦:自分もバッティングが好きです。あと守備も好きです!
Q. ちなみに、キツイと感じる練習はありますか?
松本・吉浦:走り込みはキツいです…。
Q. 急にトーンが下がりましたね…。では、引退までにこの高校と対戦してみたいという学校はどこですか?
松本:健大高崎と対戦してみたいです。足を使った攻撃で甲子園を沸かせたプレーを見たいです!
吉浦:自分も健大高崎です。戦って自分の実力を知りたいからです!
Q. 一番好きな応援歌は何ですか?
松本:「See off」です!
吉浦:「あまちゃん」です!
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
松本:「最後まで負けるな」です!
吉浦:「努力をした人の先に甲子園がある」
良い言葉ですね!ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■山田 康晃副部長に質問!
Q. 今年のチームの強みを教えてください。また、夏までにどんなチームを作っていきますか?
うちのチームは、投手を中心とした守りでリズムをつかみ、一人一人が走塁意識を高く持ち、チーム一丸で点を取りにいくところが強みです。ロースコアになることが多いので、最後まで集中力を切らさないことが夏までの課題です!
守備から流れをつかみ、接戦を制してくれることに期待しています!お話を聞かせていただきまして、ありがとうございました!