県立岡豊高等学校(高知)
「動いて負けても悔い無し」を合い言葉に
高知県南国市にある岡豊高校は、昨夏、昨秋ともに県大会ベスト8入りを果たした。特に昨秋は、準優勝した高知高校相手に1点差の緊迫した試合を展開するなど、レベルの高さを示している。
活躍するのは現役球児だけではなく、昨年のドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから指名を受け、今春のオープン戦での活躍により開幕一軍入りを果たした入野貴大投手は同校のOBである。
そんな野球部は、3学年合わせて52人(1年生:18人、2年生:15人、3年生:19人)。野球部専用のグラウンドがあり、朝は6時40分から8時まで、放課後は16時から20時30分まで練習に励む。
「動いて負けても悔い無し」を合い言葉に、夏に向けて活動する野球部について主将の山本 卓磨君と、永森 誠大君、谷 元樹君の副主将2人、下宿の寮長を務める鈴木 大暉君の4人に紹介していただき、山中 直人監督にも夏へ向けてのチーム作りについてお伺いした。
今年のチームについて
主将の山本 卓磨君、副主将の永森 誠大君と谷 元樹君の、下宿の寮長を務める鈴木 大暉君の4人にお聞きしました!
山本 卓磨主将(県立岡豊高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
山本 卓磨(以下「山本」):「元気」「積極的な走塁」「堅実な守備」の3つがうちのウリです!
Q. 夏へ向けて、現在どんなことを課題において練習をしていますか?
山本:カウント球を打つことを課題に取り組んでいます!
永森 誠大(以下「永森」):僕は、左ピッチャーを打つ練習を行っています。また、エラーやミスをしても落ち込まないように意識しています!
谷 元樹(以下「谷」):夏に向けて、バッティングを課題に練習しています!
鈴木 大暉(以下「鈴木」):下半身を使ったバッティングと守備力を課題に挙げて練習していますね。
Q. 春季大会を振り返ってみて収穫や課題などはありましたか?
山本:試合の入り方を、もう少し上手くすることが課題だと感じました。
永森・鈴木:そうですね、初回の入り方は僕らの課題です。
谷:僕は、対左ピッチャーの克服が課題だと感じました。
Q. 高知の夏は特に暑くなりますが、夏を戦い抜くために、今から工夫されていることはありますか?
山本・永森・鈴木:とにかく、たくさん食べることです!
谷:日々の練習で追い込むことです!
Q. しっかりと体力をつけて夏を戦い抜きましょう!それでは、試合前に行う「げんかつぎ」はありますか?
山本・永森・鈴木:円陣を組み、テンションを上げることです!
Q. 野球部で結束があるなと感じたエピソードがあれば教えてください。
山本・永森:ベースランニングが盛り上がることですかね!
谷:部室で語り合っていることです!
鈴木:そうそう!3年生で集まって話をしてる時ですね!
横田 優輝選手(県立岡豊高等学校)
Q. 語り合いをのぞいてみたいです!では、夏を迎えるにあたって、現在どんな気持ちで練習をしていますか?
山本:「高知県で1番を取る」という気持ちで取り組んでいます!
永森:「一日一日を全力で自分が納得するまでやる!」という気持ちで練習をしています!
谷:僕は、テンションを上げて練習に取り組んでいます!
鈴木:自分は、3塁ランナーコーチをしているので、信頼されるランナーコーチになるために、日頃から何事にも全力で取り組み、少しでも信頼されるように頑張っていきます!
Q. みなさん、それぞれに熱い思いを持って練習されているんですね!次に、このチームのキーマンを教えてください。
横田 優輝です!
Q. 横田 優輝君は、どんな選手ですか?
チームの4番バッターで、どんな投手からでも打ってくれます!
続きまして、山本 卓磨君(主将)と永森 誠大君(副主将)のお2人にお話を伺います!
永森 誠大副主将(県立岡豊高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
山本 卓磨(以下「山本」):チームで1つの球を必死に追いかけるところが好きです!
永森 誠大(以下「永森」):僕も、そういうところが好きです!
Q. 一番好きな練習は何ですか?
山本・森永:筋トレが好きです!
Q. おお!キツい練習に挙げられることが多い筋トレが好きとは心強いですね!では、キツイと感じる練習は何ですか?
山本:朝練の5kmを走るのがキツいです…。
森永:毎日、朝の6時40分から始まるんですよ。
Q. 確かに朝1番のランニングはキツそうですね…。では、引退までにこの高校と対戦してみたいという学校はありますか?
山本・永森:高知高校です!秋、春の負けを夏にぶつけたいからです!!
Q. 一番好きな応援歌は何ですか?
山本・永森:「see off」です!
Q. それでは最後に、お2人が野球をする上でモットーにしている、好きな言葉は何ですか?
山本・永森:「山椒は小粒でも、ぴりりと辛い」です!!
指導者が語る!このチームの強み
■山中直人監督に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?また夏に向けて、どんなチームを目指していますでしょうか。このチームの強みを教えてください。
小柄な我がチームとしては、機動力野球を目指し「動く野球」にかなりの時間を費やしてきました。「動いて負けても悔い無し」を合い言葉に、この夏は動き回ります!
この夏は、ぴりりと辛い野球を見せてください!お話を聞かせていただきまして、ありがとうございました!