都立六郷工科高等学校(東京)
東京都大田区にある都立六郷工科高等学校。野球部は2004年、学校創立と共に同好会として誕生、翌年部に昇格しました。とはいえ、学校は都内の駅前という立地からグラウンドは土ではなくゴム製。練習時間も定時制があるため、1時間という限られた中で集中力を発揮して活動をしています。それでも野球部が続いているのは“野球がやりたくて六郷工科に集まった”選手たちがいるからこそ。大会ともなれば平日にもかかわらず、多くの父兄や卒業生が応援に訪れナインを後押しします。
昨夏の1回戦では当時の3年生、小里 正大投手が8回参考ながらノーヒットノーランを達成、2回戦に進出しています。
今年の春季大会はブロック決勝まで勝ち進んだものの、岩倉に0対10とされ敗退。昨春以来の都大会は叶いませんでした。
夏に向け、リベンジを果たしたいと気持ちを高めている都立六郷工科野球部を、主将の佐々木 裕希君に紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!
■ 都立六郷工科高校の佐々木 裕希君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が7人、2年生が7人、3年生が7人の合計21人です!
Q. 綺麗に7が揃いましたね!平日の練習時間は何時から何時までですか?
午後4時から5時までです!延長が出来るときには午後6時までです。
Q. 普段は1時間集中ですか!では練習グラウンドの環境を教えてください。
グランドが使えるのは平日は3日間、土日は半日。ちなみにグランドは土ではなくゴム製です。
なかなか厳しい環境。都内の駅前ですものね。
今年のチームについて
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を教えてください。
「元気」「チームワーク」です。
Q. ではまず春季ブロック予選を振り返っての、収穫や課題などはありますか?
全力で声を出し、チームワークで守り切ったことが収穫です。
Q. チームとして意識がしっかりしているんですね!野球部として過去最高の結果を出すためにどんなことが必要になってきますか?
簡単なエラーをしない!取れるアウトを1つずつ取る、ということでしょうか。
Q. この学校だけには負けたくないなど、ライバルとして意識している学校はありますか?
全ての学校です!
Q. チームがどんな戦い方ができれば、夏は勝ち進んでいけると考えていますか?
「当たり前のことを当たり前にやる」ことが出来た時に勝てるんだと思います。そのために、普段の練習から全力プレーを心掛け、守備からリズムを作れるようにしています!
夏に向けて、悔いを残さないように練習しています!!
Q. 野球部で結束があるなと感じたエピソードがあれば教えてください。
65本ダッシュ!冬のメニューです。六郷の名前にかけて65本ダッシュします。
Q. ロクゴー!では、このチームのキーマンを教えてください!
益子 陸哉です。投手なのですが、ストレートと変化球のコンビネーションで打たせて取るピッチングをします。新チームになってから、益子がマウンドを守ってくれています。
六郷の守護神ですか!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]続いて都立六郷工科のムードメーカー松田 孝太君と、エースの益子 陸哉君にお話をうかがいました!
益子 陸哉投手(都立六郷工科高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
松田 孝太(以下「松田」):アツいところです!
益子 陸哉(以下「益子」):常に全力なところです!
Q. 一番好きな練習はなんですか?
松田:ノックです!
益子:ピッチングです!
Q. 一番キツいと感じる練習はなんですか?
松田:ダッシュですね…
Q. ウワサの65本ダッシュですね…!引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
松田:岩倉高校です。春の予選で負けたからです。
益子:僕も岩倉高校。春のリベンジがしたいです!
Q. これは再戦が楽しみですね!一番好きな応援歌は何ですか?
松田:「ルパン三世」!
益子:僕も「ルパン三世」です。
Q. ルパン大人気ですね。野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
松田:「CanじゃなくてDo」
益子:「うまくやるより全力でやる」
不器用でも勇気づけられる言葉ですね!ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■松井 周矢監督に質問!
Q. 新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げ、また目指してきたのでしょうか?
新たなチームが始まってからはまず、時間や決まりを守ること、全力で野球のプレーに取り組むことをチームの目標に置いてやってきました。
更にプレーの面では守備からリズムを作り、その流れを攻撃に繋げて行く事を意識し、守備では自滅しないチームを作り上げてきました。
チームのスローガンとしては「当たり前のことを当たり前にできるようにする」「CANじゃなくてDO」です。
Q. その言葉、佐々木 裕希君も松田 孝太君も言っていました。チームに浸透しているようですね。
だといいですね。夏に向けては接戦に強い泥臭いチームを目指しています。このチームの強みはピンチやチャンスの場面でのここぞの集中力です。
昨年の夏“ここぞで見せた攻め”を目の当たりにしておりました!今年も期待しています!ありがとうございました!