県立貴志川高等学校(和歌山)
和歌山県立貴志川高等学校は、アーチェリー部が全国大会出場の強豪校。今年行われる2015紀の国わかやま国体では、体育館がライフル射撃の競技場に指定されているとあって、部活動にかける熱が一層盛り上がっています!学校のある紀の川市は自然豊かな環境で、同じ市内にある大池遊園は、春には1000本の桜が咲く名所です。
そんな中で伸び伸びと野球に取り組む貴志川野球部は、昨年の秋季大会では目標であるベスト8を達成ならず。しかし、その悔しさをバネに冬を乗り越え大きく成長できたそう。春季大会は、同大会ベスト8となった熊野と対戦し、6対8と粘りを見せました。
心身共にまだまだ伸び盛りな貴志川野球部を主将の南村 郁杜君に紹介していただきます!
チーム基本情報を紹介!
■ 貴志川の南村 郁杜君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が8人、2年生が10人、3年生が4人の合計22人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
15時45分から19時30分までです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
平日はサッカー部と共用のため、狭いスペースで工夫をしながら練習をしています。
今年のチームについて
南村 郁杜主将 (県立貴志川高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
今年のチームは「積極的な打撃」「走塁」「声かけ」がセールスポイントです!
Q. 夏へ向けてどんなことを課題においていますか?
現在は、打撃と走塁を課題にし、1つでも前の塁へ進むことを目標に練習に取り組んでいます。夏に向けて、1人1人が意識を高く日々の練習に取り組めるようになりました!
Q. 課題の成果が出ているようですね!春季大会を振り返って、チームとして気付きはありましたか?
投手の調子が悪い時に、野手が打撃・守備等でカバーしきれなかったという課題が見つかりました。
Q. お互い助け合えれば、試合展開も優位に進められそうですね。野球部で結束があるなと感じるのはどんな時ですか?
誰かがタイムリーヒットを打ったり、ファインプレーをしたときに、みんなでハイタッチをしている時が、チーム一丸になっていると感じます!
Q. 喜びは分かち合うと倍になりますね!さて、またまた暑い夏がやってきます。猛暑の中で和歌山県を勝ち抜くために、体調管理の面で工夫していることはありますか?
練習中は水分をこまめに摂ること。自宅では栄養・睡眠をしっかり摂ることです!
上段 匠吾選手 (県立貴志川高等学校)
Q. 身体が資本ですからね!ではそのしっかりとケアした身体で、どんな夏を迎えたいですか?
残り少ない高校野球人生なので、ケガをしないようにすることと、もっとチーム力を向上させ、1つでも多く勝てるように日々練習していきます!!
Q. ありがとうございます!では、このチームのキーマンを教えてください!
チーム全員です!
だからこそ1人1人の意識の高さが必要なんですね!ありがとうございました!
辻本 晋輔選手 (県立貴志川高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
辻本 晋輔(以下「辻本」):1球1球考えてプレーができるところです!
東 佑哉(以下「東」):試合はやってみないと決着がわからないところです!
Q. やってみないとわからない!だからこそ、本気で挑むことができますね!一番好きな練習はなんですか?
辻本:バッティング練習です!
東:ケースバッティングです!
Q. では、キツイと感じる練習はなんですか?
辻本:走り込みや筋トレです。
東:走り込みはキツイですね。
東 佑哉選手 (県立貴志川高等学校)
Q. 気持ちはよくわかります…。さて、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
辻本:智辯和歌山高校です。昨年の選手権和歌山大会で負けているので。
東:同じく!3回戦で負けてしまったんです。こうなったら奇跡でもまぐれでもいいから勝ちたい!
Q. それでは奇跡を起こすために欠かせないパワーとなりそうな、一番好きな応援歌はなんですか?
辻本:「あまちゃん」です。
東:何でも力になります!
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉はなんですか?
辻本:「全力プレー」です!
東:「継続は力なり」!
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■秦野 俊哉監督に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
新チーム結成時はレギュラーが入れ替えの年で、経験の少ない1年生(現2年生)が試合に出場する状況でした。そのような選手が試合に出場している中で、『いつでも・どこでも・誰でも』できることをきちんとしていこう、とチームで決め、声を出しチームを盛り上げること、全力疾走することをチームの徹底事項にしました。その中に普段から取り組んでいる3つの配り『目配り・気配り・心配り』を組み合わせて、『和』を大切にしたチームを作ってきました。
秋季新人戦、一次予選はともに残念な結果に終わってしまい、目標であるベスト8を達成することはできませんでした。
それでもシーズンオフである冬季練習は、選手たちが負けた悔しさをバネに一生懸命取り組み、大きく成長をしてくれました。
Q. 夏に向けて、まだまだ伸びしろがありそうですね。
夏に向けての取り組みは、打撃・走塁の強化をし、1点でも多く、また1つでも前の塁へ進めるような積極的な走塁と粘り強い繋ぎの打撃に今まで以上の磨きをかけたいと思います。また投手陣には、本塁を踏ませない粘りの投球を期待し、夏の和歌山大会までに自分をしっかり追い込み、心身共に成長した姿を[stadium]紀三井寺球場[/stadium]のマウンドで見せてもらいたいと思います。
今年のチームスローガンである『考動』をもう一度考え直し、ベストの状態で和歌山大会を迎えられるよう1日1日を大切に練習に励みたいと思います。
万全の態勢で挑み、目標を達成してください!お話をお聞かせいただき、ありがとうございました!