県立西尾東高等学校(愛知)
2012年夏4強入りした先輩たちを超えるには??
通算セーブ数記録保持者の岩瀬仁紀投手(中日)を輩出したことで知られる西尾東高校。激戦区の愛知県において、2012年の夏の大会でベスト4に勝ち進んだ県立校です。昨秋は、県大会で2回戦で敗退しましたが、現在、行われている全三河高校野球大会でベスト4まで勝ち進むなど、この春からの成長ぶりが著しい。
現在は3学年で88人と大所帯ですが、練習時間は16時から19時までの3時間で最終下校時間も決まっている。練習場は校庭のグラウンドで、いかに「質」のある練習ができるかをやりくりする毎日。こういう環境の中から2012年夏の記録を乗り越えるために、何が必要と考えているのでしょうか。主将の畔柳 司君から今年のチームの強みについて語っていただき、指揮を執る寺澤 康明監督に夏までに目指すチーム像について教えて頂きました。
西尾東の寺澤監督の指導法について知りたい方は2013年3月に配信した野球部訪問がおススメです。
県立西尾東高等学校(愛知)(2013年03月19日公開)
今年のチームについて
3年 谷向克斗選手(捕手)、3年 畔栁司選手(内野手 主将)、3年 野村駿選手(投手 外野手)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
ピッチャーを中心とした堅い守り、繋ぐ打線、相手に応じた考える野球の3つです!
Q. 今は夏に向けて、何を課題として練習を行っていますか?また、秋・春からチームとして成長したと感じることを教えてください。
夏への課題は、チャンスで一本を打つことです!
Q. 春季大会を振り返って、収穫や課題などはありましたか?
やはりチャンスで一本を打つことが課題だと感じますね。
Q. 秋から春にかけて、印象に残っている試合等はありますか?
Q. 強豪校がひしめく愛知県ですが、過去最高の県ベスト4の記録を超えるために何が必要だと考えていますか?
西尾東高校では下校時間が設けられている為、多くの練習時間が確保できません。そのため、部員全員が意識を高く持ち、高い「質」の練習をすることが必要です。
Q. 2年半を振り返り、野球部はどんな活動目標を掲げて過ごしてきましたか?
県ベスト8、西三河優勝を目標に過ごしてきました!
Q. 野球部で結束があると感じたエピソードがあれば教えてください。
今年の春に転勤された村山先生との最後の試合で、全員が一つになり逆転勝利を収めたことです。
村山先生は6年間、部長として寺澤先生とコンビを組んで、熱心に僕達を指導してくださった先生でした。
Q. 夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していますか?
夏まで本当に時間がないので、一日一日の練習を大切にして、やり残すことがないようにしたいです!
Q. このチームのキーマンを教えてください。
野村 駿です。
Q. 野村君はどんな選手ですか?
積極的なバッティングや長打力がウリの選手です。
続いて西尾東高校の谷向 克斗君と野村 駿君にお話をうかがいました!
3年 谷向克斗(捕手)、3年 畔栁司(内野手 主将)、3年 野村駿(投手 外野手)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
谷向 克斗(以下「谷向」):目標に向かって全員で毎日練習できるところです。
野村 駿(以下「野村」):チーム全員が一丸となり、勝つために努力するところです。
Q. お2人とも、一丸になるところが好きなんですね!では一番好きな練習はなんですか?
谷向:遠投です
野村:フリーバッティングです。
Q. 主将の畔柳君がキーマンに挙げた野村君。やっぱり打撃が好きなんですね!一番きついと感じる練習はなんですか?
谷向:坂ダッシュです。
野村:八ツ表山でのクロスカントリーです。学校の近くにあるのですが、山の地形を生かした起伏が激しい1500mのコースを30分ほど走りました。きつかったですけど、仲間達で乗り越えることができました!
Q. それはきつい練習ですね…。引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
谷向:豊明高校です。去年までお世話になっていた村山先生に、僕たちの強くなった姿を見せたいからです。
野村:県立岐阜商業です。高橋 純平君の150キロ超えの真っすぐを打ち返してみたいからです。
Q. 村山先生が赴任された学校とぜひ実現してほしいですね!一番好きな応援歌はなんですか?
谷向:Judy And Maryの「Over drive」です!
野村:アフリカンシンフォニーです。
Q. 谷向君はジュディマリをご存知なんですね!最後に野球をする上でモットーにしている、好きな言葉はなんですか?
谷向:不撓不屈です!
野村:克己心です!
指導者が語る!このチームの強み
■寺澤 康明監督に質問
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げ、また夏に向けてどんなチームを目指してきたのでしょうか?このチームの強みとともに、教えてください。
相手チームに応じて戦い方を変えることが出来るチームです。苦しい戦いの際でも相手をしっかり確認できることや、勝てるパターンを複数持っており、展開によって使い分けることが出来る、そんなチーム作りを目指いしています。チームの強みは投手力がしっかりしており、粘り強く守ることができ、前半の情報を活かし後半に強いことです。
お話を聞かせていただき、ありがとうございました!