広陵(広島)編「継続的にプロ野球選手を輩出し続ける広陵のつながり!」
左から 広陵高時代の有原 航平選手、下石 涼太選手
広島県が誇る屈指の強豪として君臨し続ける広陵。甲子園出場時の戦績も素晴らしいが、プロ野球選手も多く輩出し多方面で輝かしい成績を挙げている。創部104年を誇る伝統校のつながりを探ってみた。
金本、二岡、吉川と錚々たる顔ぶれが揃ったOBたち
広島県屈指の野球名門校と言えば、広島広陵高校。この春も圧倒的な強さで広島県大会を制覇し、中国地区大会での活躍が期待される。そんな広島広陵であるが、もちろん多数のプロ野球選手を輩出している。
「アニキ」の愛称で親しまれた金本 知憲選手や、二岡 智宏選手、福原 忍選手のように息の長いプロ野球選手がOBとしている一方で、最も輝かしい活躍を挙げているのは吉川 光夫選手で2012年には最優秀選手賞、最優秀防御率、ベストナインとタイトルを総ナメにする大活躍を見せている。近年では小林 誠司選手、有原 航平選手のようにドラフトを沸かせる選手も輩出している。
そして驚くべきことは、2001年から2015年までの15年間で14人ものプロ野球選手を輩出しており、いずれの選手も現役として活躍しているということ。特に、2001年以降は広島東洋カープに5人が入団しており、地元愛が強い特徴もある。
先輩後輩同期の繋がりに着目してみると、広島東洋カープで先発ローテーションを守る野村 祐輔選手と高校時代に同期でバッテリーを組んでいたのが小林 誠司選手(読売ジャイアンツ)。2人は「佐賀のキセキ」と呼ばれる佐賀北との接戦に敗れたものの、甲子園準優勝という結果を残した。
2人の一年後輩には、2005年卒上本 博紀選手(阪神タイガース)の弟、上本 崇司選手(広島東洋カープ)と中田 廉選手(広島東洋カープ)がいる。さらに上本選手、中田選手の二年後輩が有原 航平選手(北海道日本ハムファイターズ)となっている。
意外な繋がりがあることに驚いた人も多いのではないだろうか。
最後に、2002年以降の有名人を見てみよう。
近年の卒業生たちの進路
■2002年卒
・新井 良太(駒澤大学-阪神タイガース)
■2004年卒
・西村 健太朗(読売ジャイアンツ)
・白濱 裕太(広島東洋カープ)
■2005年卒
・上本 博紀(早稲田大学-阪神タイガース)
■2006年卒
・藤川 俊介(近畿大学-阪神タイガース)
■2007年卒
・吉川 光夫(北海道日本ハムファイターズ-読売ジャイアンツ)
■2008年卒
・土生 翔平(早稲田大学-広島東洋カープ)
・野村 祐輔(明治大学-広島東洋カープ)
・小林 誠司(同志社大学–日本生命-読売ジャイアンツ)
・櫟浦 大亮(関西学院大学–ワイテック-愛媛マンダリンパイレーツ)
■2009年卒
・上本 崇司(明治大学-広島東洋カープ)
・中田 廉(広島東洋カープ)
■2011年卒
・福田 周平(明治大学–NTT東日本)
・有原 航平(早稲田大学-北海道日本ハムファイターズ)
■2012年卒
・丸子 達也(早稲田大学)
・上原 健太(明治大学)北海道ハム1位
・吉持 亮汰(大阪商業大学)東北楽天2位
■2013年卒
・佐野 恵太(明治大学)横浜DeNA9位
■2014年卒
・下石 涼太(東海大学)
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