乳・乳製品を活用する
新年明けましておめでとうございます。2013年が、皆さんにとって素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます。本年も、当コラムをよろしくお願いいたします。
さて…最近「牛乳」飲んでいますか?「ヨーグルト」食べていますか?給食で出る小学時代・中学時代は結構食べていたのに、今はあまり…という選手もいるのではないでしょうか。
今月は「乳・乳製品」についてお話しします。
「乳・乳製品」に含まれる食品
▲「乳・乳製品」の定義は、国によって様々
「乳・乳製品」の定義は、国によって様々です。日本では厚生省令(乳等省令)で定められていますが、代表的なものを紹介します。
乳…生乳・牛乳・低脂肪牛乳・加工乳 など
乳製品…クリーム・バター・チーズ・れん乳・はっ酵乳・乳酸菌飲料 など
様々な食品が存在するため、乳製品の規格に当てはまらないものも多くあり「乳等を主原料とする食品」と称されています。お手元に「乳製品?」という食品があるときに、表示を見てみるのもいいでしょう。
「乳・乳製品」に含まれる栄養素
「乳・乳製品」の代表的な栄養素は2つ。答えられる人も多いと思いますが…「たんぱく質」と「カルシウム」ですね。
たんぱく質には、筋肉をはじめとした体の組織を作る働きがあります。
ビタミンB2が吸収を促進します。乳製品にはビタミンB2が豊富に含まれていますが、ビタミンB2は光に弱いためできるだけ光を通さないパック包装のものがオススメ。もちろん、冷暗所保存でコップなどに注いだらできるだけ早く飲みましょう。
カルシウムは、骨や歯の原料であり、筋肉の収縮や神経の伝達、免疫活動など様々な働きをする栄養素でした。
牛乳や乳製品に含まれるカルシウムは特に吸収率が高いですので、毎日摂取したいですね。魚やきのこに多く含まれるビタミンDがカルシウムの吸収を促進します。また、運動はカルシウムの吸収を促進します(この点は皆さん問題ないですね)
[page_break:「乳・乳製品」の活用法]「乳・乳製品」の活用法
▲簡単オリジナルドリンクを紹介します
もちろん、そのまま手軽に食べる・飲むこともできる食品ばかりですが、せっかくなので簡単なアレンジ方法…ミキサーで混ぜるだけでできる簡単オリジナルドリンクを紹介します。
≪バナナジュース≫カルシウム・エネルギー補給に!
バナナ(小さめ)1本 牛乳100cc ヨーグルト50g はちみつ大さじ1
≪いちごミルク≫カルシウム・ビタミン補給に!
イチゴ10粒 牛乳100cc ヨーグルト50g はちみつまたはれん乳適宜
※いちごジャムを追加してもおいしくいただけます。
≪オレンジラッシー≫カルシウム・エネルギー・ビタミン補給に!
オレンジ(またはみかん)50g 牛乳70cc ヨーグルト70g レモン汁小さじ1
※レモン汁以外を混ぜ、最後にレモン汁を入れ再度混ぜます。
オリジナルドリンクは、冷蔵庫にあるもので簡単に作ることができますし、自分の好みで作ることができます。いろいろな材料で試してみてください。
栄養素が抜けてしまうため「作り置き」はできません。作りたてのフレッシュな状態で飲むようにしましょう。
アレルギーがある人は、たんぱく質やカルシウムを豊富に含むその他の食品を積極的に摂取するよう心がけてくださいね。
当コラムで書いてほしい内容、聞いてみたい栄養の話を募集中です。ぜひ編集部にメッセージをお寄せください。
■ 次回の栄養学一口コラムの公開は2013年02月01日予定です。お楽しみに!