関東第一高等学校 【東京代表】
関東第一高等学校東京4年ぶり2回目
チーム紹介
- 宿敵・帝京との直接対決を制し、東京大会優勝を決めた関東一。毎年洗練されたチームを作り上げていくが、今年も走攻守バランスの取れたチームを作り上げている。
- 東京大会準決勝、東亜学園戦(2011年10月29日)では安西の2本塁打、磯部の本塁打で圧倒。それ以外の試合でも巧打者・木内、186センチの大型外野手・秋山、パンチ力のある伊藤の3人も存在感を示している。
- 打線が活発な一方で、醍醐、上原、中村の1年生投手トリオの好投と堅実な守備が安定した試合運びで勝ち上がる要因となった。
- そして迎えた帝京との決勝戦(2011年10月30日)。6回まで0対0と緊張感漂う試合展開。7回の表に関東一が2点を先制。先制打を打ったのは先発の中村。その中村が帝京を1安打に封じ、完封勝利を挙げた。我慢の仕合いから粘り強く戦い抜き、1安打完封はまさに完勝と呼べる試合内容だった。目標である帝京を破り自信をつけた関東一は東海地区屈指の強豪・愛工大名電に迎え撃つ。
投手紹介
- 帝京に1安打完封に封じ、一躍注目を浴びる存在となった中村。彼は140キロを超えるような速球や代名詞をなるような変化球を投げるわけではない。135キロ前後のストレート一本で抑え込むストレートの切れ、内外角に出し入れ出来る制球力、強い相手にも恐れずに内角に投げ込む強心臓、相手に粘られても決して崩れない粘り強さ。精神力が強い本格派右腕である。駒場学園戦(2011年09月28日)の15奪三振完投勝利で自信を付けた中村は大会期間は安定した投球を続け、そして決勝で最高の投球を見せた。神宮大会でも自分の投球を出すことが出来るか。
- 左腕の醍醐、右腕の上原も将来性豊かな1年生投手。準決勝ではここまで強力打線で勝ち上がってきた東亜学園に対し、二人との完封リレーで勝利を収めた。現時点では中村が一歩リードしている形だが、対抗心を燃やす二人が神宮球場でアピールするつもりだ。
公式戦7勝0敗
勝ち上がり | 相手 | |||
---|---|---|---|---|
東京都一次予選 | 2回戦 | ○ | 8-0 | 都立武蔵 |
代表決定戦 | ○ | 5-2 | 駒場学園 | |
東京都本大会 | 2回戦 | ○ | 13-3 | 都立小平 |
3回戦 | ○ | 4-0 | 八王子 | |
準々決勝 | ○ | 7-5 | 日大豊山 | |
準決勝 | ○ | 13-0 | 東亜学園 | |
決勝 | ○ | 2-0 | 帝京 |
東京大会での登録選手(◎:主将)
背番号 | 名前 | 学年 | 身長 | 体重 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 醍醐 駿平 | 1 | 177 | 76 | |
2 | 松谷 飛翔 | 2 | 173 | 70 | |
3 | 安西 航洋 | 2 | 173 | 78 | |
4 | ◎ | 木内 準祥 | 2 | 175 | 73 |
5 | 上田 浩輔 | 1 | 179 | 77 | |
6 | 岸田 将人 | 1 | 174 | 72 | |
7 | 伊藤 大貴 | 2 | 181 | 83 | |
8 | 秋山 翔太 | 2 | 186 | 77 | |
9 | 磯部 優太 | 2 | 172 | 66 | |
10 | 中村 祐太 | 1 | 181 | 75 | |
11 | 上原 嵩大 | 1 | 176 | 69 | |
12 | 小河 旭 | 2 | 176 | 77 | |
13 | 日野 隆彰 | 2 | 181 | 77 | |
14 | 吉江 将一 | 2 | 172 | 71 | |
15 | 中里 和徳 | 1 | 175 | 69 | |
16 | 岸 直哉 | 2 | 170 | 71 | |
17 | 矢口 和也 | 2 | 172 | 75 | |
18 | 山内 達矢 | 2 | 178 | 70 | |
19 | 山﨑 利康 | 2 | 174 | 72 | |
20 | 久保山 太奨 | 2 | 171 | 79 |
記録員 | 湯浅 華菜 |
監督 | 米澤 貴光 |
部長 | 池田 二郎 |
■高校別データ:関東一
文:河嶋宗一