News

【開幕約40試合】ヤクルト、今季加入の新戦力の活躍度は!?

2024.05.17


横浜時代の増田 珠、智辯和歌山時代の西川 遥輝

開幕からおよそ1カ月半が経過した。各球団ともにドラフトで獲得した選手や新外国人、あるいは移籍で加わった新戦力たちが結果を残しつつある。

ヤクルトは楽天を戦力外となった西川 遥輝外野手(智辯和歌山出身)が、1軍の戦力として躍動している。西川は開幕1軍入りを果たすと、ここまで31試合に出場。得点圏打率.333と勝負強く、トータルでは打率.241(83打数20安打)、10打点とまずまずの成績を残している。

守備面でも外野3ポジションをしっかりとこなし、起用の幅も広い。塩見 泰隆外野手(武相出身)が離脱したこともあり、ますます外野でスタメン出場する機会が増えそうだ。

野手では増田 珠内野手(横浜高出身)も4月29日に1軍昇格を果たし、6試合に出場している。

投手では新外国人のヤフーレ投手が、初登板から3戦3勝と絶好のスタートを切り、先発ローテーション投手として役割を果たしている。4試合目の登板で2回途中7失点と、大炎上を喫するも、翌週の登板では100球以内の完封勝利「マダックス」を達成。5月10日の巨人戦では負け投手となったものの、8回途中2失点とHQS(7回以上自責点2以下)を達成している。

中継ぎとして起用されているエスパーダ投手は、15試合の登板で防御率2.93と、まずまずの数字。開幕当初は奪三振が少なかったものの、4月下旬以降は勝ちパターンとして起用される機会が増え、5回で7奪三振と三振を奪うことができている。高い奪三振能力を継続すれば、今後も勝ちパターンとして起用されそうだ。

一方でソフトバンク戦力外から加入した嘉弥真 新也投手(八重山農林出身)は、開幕1軍入りを果たすも、打ち込まれる機会が多く、6試合で防御率13.50と低迷。4月19日に登録を抹消され、それ以降は1軍に昇格することができていない。

トレードで加入した宮川 哲投手(東海大山形出身)は4試合の登板で防御率6.75。失点を喫したのは1試合のみだが、3試合で1イニングに複数安打を許すなど安定感を欠いた。4月16日の登録抹消を最後に、1軍に呼ばれていない。

15日終了時点で借金3と本調子ではないヤクルト。セ・リーグの順位こそ5位だが、首位巨人とはまだ4ゲーム差と、巻き返しは可能な状況だけに、これからの新戦力の活躍にも期待がかかる。

※数字は2024年5月15日終了時点

<関連記事はこちら>
◆新戦力を積極起用のDeNA、今後の巻き返しのキーマンは!?
◆広島「今季新戦力の現状通信簿」、新外国人の復活はなるか!?
◆ヤクルト二軍有望選手
◆広島二軍有望選手
◆阪神二軍有望選手

この記事の執筆者: 勝田 聡

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

U-18代表候補・西尾海純(長崎日大)、甲子園で活躍する幼馴染にむき出しのライバル心「髙尾響には負けたくない」

2024.05.16

【秋田】夏のシードをかけた3回戦がスタート、16日は大館鳳鳴などが挑む<春季大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.13

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?