志度（香川）「量より質」香川大会準優勝の悔しさを夏にぶつける！
4割打者が3人！強打を武器に四国大会に出場！
バッテリーを含めて守備練習を行う志度高校
■2昨秋の香川県大会準Vの強豪！
香川県さぬき市にある香川県立志度高等学校。1924年に開校され、2014年に創立90周年を迎えた伝統ある県立校だ。商業科、電子機械科、情報科学科の3学科を設置しており、県内で唯一、商業系と工業系の学科を併設する学校となっている。野球部は旧校名の「志度商」時代に春2回、夏3回の甲子園出場を果たしている。昨秋の香川県大会で準優勝を果たし、四国大会に出場するなど、その力は健在だ。
■野球部の紹介
現在2年生15名、1年生8名の計23名が在籍。ナイター照明も完備した野球部専用グラウンドを有しており、夜遅くまで練習に打ち込むことができる。日本ハム、DeNAでコーチ、二軍監督を務めた白井一幸氏は、志度商時代のOB。先述の通り、春夏合わせて5回の甲子園出場は、いずれも旧校名でのもの。通算6回目、「志度」としては初の甲子園を目指し、日々鍛錬を続けている。
■秋季大会を振り返って
古市球瑛主将が「一番印象に残っている」と語るのが、秋季県大会初戦（2回戦）の丸亀城西戦。「4対2とリードしていましたが、9回裏二死二、三塁で一塁ゴロがイレギュラーをして同点に追いつかれました。嫌な形で延長戦に突入しましたが、10回表に打線が爆発し、11得点。その裏をきっちり0に抑えて、15対4で勝つことができた試合。展開の劇的さを含めて印象に残っています」と理由を語ってくれた。
■新チームを引っ張ってきた選手は？
開貴斗投手、中軸を担う安倍総星、石本匠、國本亮平選手の4名を推薦した古市主将。「開は秋4試合を投げて、チームに流れを作ってくれました。安倍、石本、國本の中軸3人は、全員打率4割越えの強打者です」と、それぞれ理由を語ってくれた。
■この冬の意気込み！
古市主将は「秋の大会で敗れた高松商（香川県大会決勝）、松山聖陵（四国大会初戦）にリベンジできる力、1戦1戦を全力で戦える力を蓄えるオフシーズンにしたいです」と目標を語ってくれた。チームで掲げるテーマは「量より質で勝負し、ここ1番で力を発揮できるチームになる」こと。量を確保できる練習環境に甘えることなく、質にこだわり、更なる飛躍を目指していく。
2人の投打の軸が語る課題
バットを振り込んで打撃を強化！
ここからは、志度高校の田村大樹中堅手、開貴斗投手の副主将2人に話を伺いました！
Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください
田村：1番打者を任せられながら、打率が低かった点、中堅手として正面の打球の判断、特に前後の対応が悪かった点が課題です。
開：9回を投げ抜く集中力が足りていないと感じました。下半身の強化も必要だと思いました。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
田村：ウエイトや食トレに取り組んで体重を増やし、身体を大きくしたいです。打撃ではバットを振り込むこと、守備では対応できる打球を増やすために、ダイビングキャッチを習得したいです。
開：身体をひとまわり大きくしたいです。特に下半身は筋力アップだけでなく、柔軟性にも気を付けていきたいです。
Q.応援する方々へアピールしたいセールスポイントは？
田村：走攻守すべてに全力なところを見てください！
開：強気な投球を見てほしいです！
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか？
田村： 部員それぞれに個性があって、練習、試合関係なく元気があるところは、他のチームにも負けていません。
開：元気が良いところ、良い声掛けできるところです。
Q.このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ！」という熱い意気込みをお願いします！
田村：守備範囲の広い中堅手、攻撃のきっかけとなる１番打者になります！
開：チームにとって、なくてはならない存在を目指します！
田村選手、開選手、ありがとうございました！
選手主導で冬を超え、夏を見据える
新鞍幸一監督に伺いました！
Q. 今年のチームはどんなテーマを持ってチームを創り上げてきましたでしょうか？
「主将の古市を中心に、選手自らが考え、挑戦し、練習からチームを作っていこう」という方針を定めてスタートしました。不安な点もありますが、秋にある程度結果もついてきましたので、引き続き選手主導の形を崩さずに冬もやっていきます。
Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします！
自分たちで定める基準を、どれだけ高いものにできるかにかかっています。結果を恐れず、日々やってきたことが大会で通用するような練習内容にしていきましょう！
新鞍監督、そして志度高校野球部の皆様ありがとうございました！
今年も大好評！
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく！
