「僕らの勉強方法、教えます!」(下) 桐朋学園&佼成学園
第5回 僕らの勉強方法教えます(下)桐朋学園&佼成学園2011年10月11日
[nophoto]
【目次】
1.勉強も野球も頑張れるモチベーションは、どこから?
2.数学は授業中で勝負!…もし眠くなった時は?
3.ノートにはオレンジ色が必須&24時間の使い方
4.英語の点数アップは、やっぱり英単語
5.special thanks 桐朋学園OB 早大&慶大の現役生からアドバイス
[/nophoto]
英語の点数アップは、やっぱり英単語
“授業で出たところを潰していくチェックリストを”
――球児たちの多くが苦手に感じている英語ですが、英語が得意だという大野選手。普段の英語の勉強方法を教えてください。
「大」 英語の文法も、出来る限り授業で覚えていかないと、量が多いので定期テスト前に詰め込むのは辛いですね。
僕の場合は、ひたすら書いて覚えています。あとは、英語の文法のテキスト買って、授業で出たところを潰していくチェックリストを使ったり。行き帰りの電車の時間でも、通勤ラッシュで混んでいなければ英単語を覚えています。
「山」 僕も英語は苦戦しています。試験1週間前の期間は、英語をメインで勉強していますね。やっぱり、高校1年生の時に一番時間を割いたほうがいい科目は英語ですね。自分も遅れ組だと思っているので。
――全国の球児たちの中ですでに、自分も授業についていけていない球児がこれから巻き返すには?
「大」 ひたすら単語を覚えたほうがいいですね。単語が分からないと、文が読めないので。
――英単語を覚えるのが苦手な球児に、おすすめの勉強法はありますか?
「山」 やっぱりモチベーションが大事だと思うので、DSで英単語を覚えるソフトを使ってゲーム感覚で覚えてみたりするのもおすすめです!
――ちなみに、英語の参考書は何を使っているのですか?
「大」 単語は、システム英単語(駿台文庫)をみんな使っていますね。あと文法は、僕の場合はネクストステージ(Next Stage=桐原書店)を使っています。
次のページでは、桐朋学園OB 早大&慶大の現役生からアドバイス!
[nophoto]
【目次】
1.勉強も野球も頑張れるモチベーションは、どこから?
2.数学は授業中で勝負!…もし眠くなった時は?
3.ノートにはオレンジ色が必須&24時間の使い方
4.英語の点数アップは、やっぱり英単語
5.special thanks 桐朋学園OB 早大&慶大の現役生からアドバイス
[/nophoto]
special thanks 桐朋学園OB 早大&慶大の現役生からアドバイス
桐朋学園OB・初馬眞人投手(現・東大)
今年の春、西東京にある桐朋学園の初馬眞人投手が、現役で東大に合格。すでに六大学リーグで、神宮での登板を経験。文字通り、「文武両道」を実行した選手でした。
今回は、この桐朋学園OBの4名の先輩にお話しを伺いました。彼らは、09年夏の西東京大会初戦で、強豪・桜美林を9対2で破って、3回戦まで勝ち進んだ時のメンバーです。
現在、彼らは早稲田大や慶応大へ進学し、充実した大学生活を送っています。高校時代は、どんな勉強方法を実践していたのでしょうか?
<取材に協力してくださった桐朋学園OBの皆さん> ※カッコ内は高校時代のポジション
樫尾彰洋くん(左翼手)/慶大・文系
朝木大輔くん(投手)/早大・理系
木村祥彦くん(三塁手)/早大・理系
堀米一彰くん(遊撃手)/慶大・文系
『どれだけ自分にストイックになれるか』
僕らのチームでは、テストで赤点を1科目取ると、その部員は1週間練習が休みになるんです。2科目取ると、2週間練習が休みになる。だから、みんな必死に勉強していました。
平日は、授業以外で勉強する時間はないので、通学時間の20分~1時間を使って、電車の中で英語の単語を覚えたり。あと、練習が休みの日は、英語と数学の勉強をやっていましたね。
高校野球をやっている時は、生活はやっぱり野球中心になってしまうけど、メリハリをつけて過ごしていました。授業など、勉強をやるときは集中する。やらない時はやらない。野球の練習と一緒で、勉強も自分にいかにストイックになれるかが大事だと思います。
『授業では先生が何を言いたいのかを考えてみる』
授業では、自分の理解度を高めるために、先生が何を言いたいのか考えながら聞いてみる。ノートは、あとで見返して何をやったかが分かるように書きましょう。
数学の場合は、とくに本質が大事になってくるので、公式でもその本質が分かっていれば問題が解けるようになります。あとは、テスト前に問題をしっかり解くこと。どの教科でも、とにかく基礎を大事にしてください。完璧は目指さなくていいので。
オススメの参考書は、「友達のノート」と「学校で配られる問題集」ですね。とくに高校1年生の球児たちは、学校で配られた参考書をフル活用してください!
(構成=安田未由)