県岐阜商と東邦が練習試合 連敗も焦りはない県岐阜商と投手力に手応えの東邦



得点を挙げる東邦

 5月4日、東邦高校東郷グランドで東邦県立岐阜商の練習試合が行われた。

 東邦は春季愛知県大会の準々決勝で敗れ、そして県立岐阜商も選抜甲子園では初戦敗退、春季岐阜県大会も準々決勝で敗れるなど、捲土重来を期すチーム同士の対戦となったが、この日の県立岐阜商の選手たちは動きにキレを欠いていた。

 第1試合では1対0で東邦が勝利すると、第2試合でも東邦打線が序盤に力を見せて7対1で勝利。県立岐阜商は、第2試合では先発の野崎慎裕が試合を作れずに序盤でマウンドを降り、またドラフト候補の大型捕手・髙木 翔斗も二併殺を喫するなど2試合を通して精彩を欠く内容だった。

 夏に向けてやや不安を感じさせる試合であったが、それでも試合後に鍛治舎巧監督は「心配はしていない」と力強く言い、試合内容の悪さは疲労からきているものだと明かした。

 「選抜の翌日からすぐに練習して、4月、5月は徹底して走り込みや投げ込み、振り込みをしてきました。一週間に3回は金華山に登っていますし、筋トレや1日1300以上のスイングもやり続けてきたので、選手は今1番きついところだと思います。
 高木が打ってランナーを返したり、繋いできたチームなのですが、今は彼が全く打てないので打線が分断されている状況です。結果だけを見れば悪いですが、悲観はしてないです。楽観はもちろんしないですが、悲観はしてないので確実に今から作り上げていきたいと思っています」



ドラフト候補の髙木翔斗(県岐阜商)

 鍛冶舎監督が、チーム状況に悲観していない要因の一つに新戦力の台頭もある。
 春季大会からは1番打者に2年生の内藤 大輔が定着し、ここまで毎試合2安打以上を打っていた。また2番打者には元々控え捕手だった行方 丈が抜擢され、これまで1番を打っていた中西 流空が5番に入るなど打線に厚みが出てきた。

 甲子園で作った仮は、甲子園でしか返せないと語る鍛冶舎監督。夏に向けて強い思いを口にした。

 「フィジカル面に関してはメンバー全員がスイングスピード145キロを超えていますし、2時間、3時間、4時間と、集中力が途切れずに練習を続けるところまではきました。基礎は出来上がっているので、あとはゲームの中での応用が課題です。その場面で何がベストなのか、ベターな攻めは何なのか、絶対にやってはいけないことは何なのか、しっかりと気持ちを整理した上でバッターボックスに立たないといけません。

 今でも日本一になる力はあると思っていますし、下級生の投手も育ってきているので、何とかチームビルディングをしていきたいと思います」