藤浪 晋太郎選手 (大阪桐蔭)

藤浪 晋太郎

球歴:大阪桐蔭

都道府県:大阪

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:197.0 cm

体重:88.0 kg

学年:卒業

寸評

 大谷 翔平と並ぶ目玉として紹介されているのが大阪桐蔭藤浪 晋太郎だ。彼は日本人投手の枠には収まりきらないぐらいのスケールを持った本格派右腕だ。長い腕をしならせてインステップで三塁側に踏み込んで打者よりでリリースしていくので、投球フォームで恐怖感を与えている。来年を代表する剛腕を大阪大会決勝(2011年08月01日)の投球から振りかえっていきたい。 (投球スタイル) ストレート 145キロ 常時135キロ~140キロ中盤 カーブ 105キロ前後 スライダー 125キロ前後 ツーシーム 120キロ前後 インステップ気味から投げ込むストレートは常時140キロ前後を計測。191センチの長身から振り下す直球の角度はあり、重みを感じさせるストレート。決勝戦で連投の疲れがある中でこのストレート。ストレートの重量感は確かなモノを感じさせた。まだ彼のポテンシャルは出しきっていない印象があり、もっと速くなるのではないかと思わせるものがある。もう少し高みを目指していってほしい。 変化球はスライダー、カーブ、ツーシーム、フォークと一通り球種はそろっており、スライダーの切れ、コントロールのレベルは一定のレベルに達しており、上のレベルでも通用する。あとは他の変化球を磨くだけだが、フォークが決め手となると高校生ではとても太刀打ちできない投手になっていくのではないだろうか。 (クイックタイム・フィールディング) クイックは1.1秒~1.2秒前後と基準に達したクイックが出来ており、長身ながら器用にこなしている。牽制も適度に入れ、フィールディングの動きも悪くなかった。 (配球) ・右打者 外角中心にストレート、スライダーを集める配球。インコースを混ぜていくが、基本的に外角中心。高めに浮くストレートが多く、捉えられる打球が多かった。本来ならば外角ぎりぎりにコントロールされており、インコースを見せ球にしながら決め球のフォークで空振り三振を奪っていく投手だ。 ・左打者 外角中心にストレート、ツーシームを集めながら、要所でインコースへズバッと突く投球を見せている。疲労に影響なのか。ストレートが高めに浮くことが多く、ベルト寄りに集まって捉えられることが多かった。本来ならばもう少しベースを広く使って投げていたが、この試合では簡単にストライクを取りに行くところが捉えられる原因にもなったのではないだろうか。 (投球フォーム) 状況によってノーワインドアップだったりセットポジションだったりと始動を変えていく。左足を回しこむように上げていき、右足は真っすぐ立つ。バランスよく足を上げることができており、立った時のバランスは良い。 左足をショート方向へ向けながら重心を下げていき、軸足を折り曲げ、体を三塁側に傾けながら豪快にインステップしていく。この身長にして沈み込みが出来るのが特徴的。インステップでこれほど精度の高い投球が出来て、沈み込んで、躍動感のあるフィニッシュが出来るのも股関節が柔軟なのであろう。インステップは前膝への負担をかけてしまう。今後も負担をかけず故障しないためにも下半身の動きを再確認しながら股関節の柔軟性を高めていってほしい。 左腕のグラブは斜めに伸ばして開きを抑えようとする。左胸にしっかりとグラブを抱えることができており、体のブレは少なく、使い方は問題ない。 テークバックは大きく取っていき、しっかりとトップを作り、リリースに入る。リリースは打者よりで離すことができており、肩を支点とせず、肘を使いながら腕が振れている。インステップで長い腕から繰り出すので、右打者にとっては恐怖感を感じる投球フォームだ。 フィニッシュではしっかりと腕が絡んでおり、インステップのため右腰は詰まってしまうが、しっかりと踏み込み足に体重を乗せて上から振り下すことができており、体重移動は問題ない。上半身の使い方には問題はなく、肩、肘にかかる負担というのは少ない。ただ強烈なインステップ投法なので、膝の使い方を見誤ると下半身を故障しやすい危険性があると考えられる。下半身の故障は肩に比べると軽いといっても、投球を支える土台となる部分なので、ケアを怠らないでほしい。
更新日時:2011.09.30

将来の可能性

 ストレートのスピード、威力、角度、変化球の精度の高さに、マウンド上での威圧感。間違いなく来年の目玉となり得る存在だろう。故障中の大谷と比べると元気な状態で投げられている藤浪に評価が高くなる可能性はあるだろう。  大阪桐蔭投手陣は層が厚く、彼に負担をかけさせないようになっているので、使い減りせず育てることが出来るのも大きな利点といえる。個人的には故障・スランプがなければ来年のパフォーマンスを度外視してもドラフト上位候補で確保したいと思わせる投手だ。190センチの長身ながらこれほどバランスよく投げられ、多彩な変化球を操ることが出来る器用さを持った投手を逃すわけにはいかない。  まずは今年の近畿大会を勝ち抜き、来春の選抜から夏の大会までに世代トップクラスの力を示すことが出来るか注目してみたい。来年はポテンシャルの高さとスケールの大きさを兼ね備えた投手が多く、個人的には楽しみな一年になりそうだ。
更新日時:2011.09.30

12 Comments

  1. 1

    2024-03-27 at 11:10 PM

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  2. 1

    2024-03-27 at 11:11 PM

    90H96Aoq

  3. 1

    2024-03-27 at 11:12 PM

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    2024-03-27 at 11:12 PM

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    2024-03-27 at 11:13 PM

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  9. 1

    2024-03-27 at 11:17 PM

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  10. 前田悠伍

    2024-03-28 at 7:57 PM

    夏は頑張れよ

  11. BTやってる人

    2024-03-31 at 7:56 PM

    BT楽しい

  12. ラマルが最強

    2024-04-06 at 4:05 PM

    異論は認めない。
    ラマルが最強

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