県立辻高等学校(徳島)
徳島県三好市にある徳島県立辻高等学校。女子ソフトボールの強豪として名を馳せています。
辻高校野球部は、昨年行われた徳島県高等学校総合体育大会協賛野球ブロック大会 西部ブロックで、甲子園帰りの徳島池田を破り3位に輝くなど、底力を秘めたチームです!
しかし、近隣の徳島池田高校、三好高校との再編統合が行われ、平成29年度からは名称が池田高校辻校となることが決まっているとのこと。
辻高校として活動する残り時間のカウントダウンが始まっている中、結果を残そうとナインは奮闘しています!
そんな辻高校野球部を主将の大西 康平君に紹介していただきます!
チーム基本情報を紹介!
■ 辻の大西 康平君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が5人、2年生が10人、3年生が9人の合計24人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時から20時までです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
学校のグラウンドを使用しています。
[page_break:今年のチームについて]今年のチームについて
打撃練習の様子(県立辻高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を教えてください。
「機動力」「守備」「元気」!これを見てほしいです!
Q. 確かに元気がいいですね!夏へ向けて、現在どんなことを課題においていますか?
月ごとに目標を決めているんです。例えば5月は「全力で for the team」でした!
Q. ただの“for the team”じゃなく、“全力”というのにこだわりを感じますね。春季大会は振り返るとどんな課題がみつかりましたか?
春は2回戦敗退と、冬場の練習の成果を発揮できずに負けてしまいました。しかも秋に続いて、川島高校に負けてしまったんです。相手は優勝候補とはいえ、次は必ずリベンジするつもりです!
Q. 楽しみですね、頑張ってください!学校の近くに山や自然が多いと伺いしましたが、土地の利を生かした練習やトレーニングはありますか?
学校の前の山をロードワークします。長距離用、短距離用、階段など様々なバリエーションがあります!
Q. 天然のコースですか!気持ちよさそうだけど、大変そうですね。日々励む中で、チームで大切にしていることはありますか?
「やるなら何事も全力」これを心掛けています。そして、常にチームの事を思い行動しようとみんなで決めています。
Q. “for the team”ですね!夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していますか?
実は辻高校は来年度末、統合されて無くなってしまうんです。だから、持てる力をすべて出し切って、辻高校最高の夏にします!
Q. ありがとうございます!では、このチームのキーマンを教えてください!
外野手の森下 義信です。走・攻・守三拍子そろった一番打者で、県内のベースランニング記録会でも上位入賞しているんです!
これは頼もしい!注目したいですね!
ここからは副主将の五島 隆一郎君と、内野手リーダーの真鍋 裕巳君にもお話を伺います!
練習中の様子(県立辻高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
五島 隆一郎(以下「五島」):他のどのスポーツよりも注目されていて甲子園という一つの夢に向かってすべての野球部が努力できるところです。
真鍋 裕巳(以下「真鍋」):甲子園という最高の舞台があるところです!
Q. 確かに、甲子園の存在は大きいですね。一番好きな練習はなんですか?
五島:実践をふまえたバッティング練習です!
真鍋:自分も実戦形式をふまえたケースバッティングが好きです!勉強になりますし、楽しいです!
Q. では、キツイと感じる練習はなんですか?
五島:学校のすぐそばにある山道をダッシュすることです。
Q. 大西君も言ってましたね。ダッシュが中心なんですか?
真鍋:色々メニューはありますが、辻高校のむかいにある山をダッシュするのですが、キツイです。やるのは主に雨の日が多いです。
Q. よりによって雨の日に!?それはキツそうですね。では、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
五島:智辯和歌山高校です。歴史ある甲子園常連校と戦ってみたいです。
真鍋:自分は早稲田実高校。高レベルな野球を勉強したいですし、清宮 幸太郎君のスイングを見てみたい!
Q. 強豪と戦うと色々勉強できますね。さて、一番好きな応援歌は何ですか?
五島:「アフリカンシンフォニー」です!
真鍋:「サウスポー」です!
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
五島:「球の心は正直者」です!
真鍋:「姿すなわち心」
ありがとうございます!
指導者が語る!このチームの強み
■山根 浩明部長に質問!
Q. チームの強みを教えてください!
何よりチームワークの良さがウリです。積極的な攻めと走塁で、台風の目になれるように頑張っています!
Q. 選手の皆さんから仲の良さは確かに伝わってきました!今年は、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?統合が近いと伺ったのですが…
本気で勝てるチームを目指してきました。辻高校は名門徳島池田高校の隣にあり、学校の規模も小さく、来年度末には徳島池田高校に統合されてしまいます。その中で、人数が少ないながらも選手たちは一生懸命頑張ってきました。昨年度の西部ブロックでは、甲子園帰りの宿敵徳島池田を倒して西部3位に輝きました。
満を持して臨んだ、夏、秋の大会でしたが、結果は2回戦敗退でした。それでも冬を越え、選手の意識が変わり、本気で「勝ちにこだわるチーム」ができつつあります。
まだまだ、成長途中のチームですが、来年度に創立100周年を迎え、統合される辻高校として迎える残り少ない夏。最高の仲間とともに、辻高校として最高の成績を残せるように、努力していきます!
固い結束で最高の結果を残してください!お話をお聞かせいただき、ありがとうございました!