尼崎小田高等学校(兵庫)
尼崎小田野球部の選手たち
冬で攻守のレベルアップを
■秋季県大会8強進出で21世紀枠県推薦校に
兵庫県尼崎市にある兵庫県立尼崎小田高等学校。普通科以外にも、理数系専門学科であるサイエンスリサーチ科などを設置している多彩な教育環境が特徴だ。野球部は昨秋の兵庫県大会で堂々の8強進出。この活躍が評価され、21世紀枠の兵庫県推薦校に選出された。
■野球部の紹介
現在2年生16名、1年生8名の計24名が在籍。野球部専用のグラウンドはなく、校庭をサッカー部、陸上部などの他部と共用で使用している。決して恵まれている練習環境ではないものの、創意工夫を凝らした練習で力をつけている。
■秋季大会を振り返って
兵庫県大会1回戦・兵庫甲南戦を挙げた山下 陽大主将。初回に1点を先制されたものの、直後の2回に逆転。その後も効果的な追加点を奪い、7対3で勝利した試合だ。「この逆転勝ちで、チームが勢いに乗り、このままいけるという自信がつきました」と躍進のターニングポイントとなった。
■新チームを引っ張ってきた選手は?
井畑 翔、寺本 太和、近藤 勇路の3名を推薦した山下主将。「井畑はエース、4番としてチームを引っ張りました。寺本は県大会1回戦の兵庫甲南戦で7回無失点の好リリーフ。近藤は2番打者として、チャンスを広げる活躍を見せました」とそれぞれ理由を語ってくれた。
■この冬の意気込み!
「体力UPを進めつつ、どんな球に対しても強くスイングできる対応力を身につけたいです。守備では基本動作を反復することで、ミスを減らせるよう、取り組みます!」と攻守のレベルアップを力強く誓ってくれた。
持ち前の元気で勝利を目指す
ストレッチをする選手たち(尼崎小田)
ここからは尼崎小田の山下 陽大主将、井畑 翔副主将に話を伺いました!
Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。
山下:甘い球を仕留める確実性、長打力がまだまだ足りていないと感じました。守備全般も課題です。
井畑:投手として体力が足らず、球速不足、アウトローのコントロールが課題と感じました。チーム全体で打撃力の強化も図る必要があると感じました。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
山下:甘い球をきっちり捉える技術を磨くこと、体重UP、体幹強化に取り組みます。
井畑:先ずは体力UP。投手としては球速UP、打者としては本塁打を打てるパワー、技術を追求していきたいです。
Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください。
山下:広角打法、積極的な走塁、安定感のある守備の走攻守全てを見てほしいです!
井畑:強気な投球とフルスイングを見てください!
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
山下:元気の良さはどこにも負けません!
井畑:元気の良さ、部員間の仲の良さです!
Q. このオフシーズン、『自分はここまで成長するぞ!』と、いうこの冬の熱い宣言を最後にお願いします!
山下:勝負強い選手になれるよう、日々練習に励みます!
井畑:兵庫を代表する選手になれるよう、日々練習に励みます!
山下選手、井畑選手ありがとうございました!
[page_break:悔しさをバネに、大きく成長しよう!]悔しさをバネに、大きく成長
グラウンドでストレッチをする尼崎小田野球部の選手たち
福本 友貴部長に伺いました!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。
機動力を活かして得点力を上げること、一試合を通して粘り強く、劣勢でも辛抱しながら好機を待ち、少ないチャンスを確実にものにすること。この二つをテーマにチーム作りを進めました。
Q. 秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。
機動力を活かして、少ない安打数ながらも得点を重ねることが出来ましたし、接戦でも大崩れしませんでした。秋に発揮することができた機動力に長打力をプラスするために、この冬、パワーアップを図ります。守備では、もう一度基本動作に立ち返り、反復を繰り返しています。攻守ともに強く意識しているのは、上手く“道具”を使うこと。バットやグラブを上手く利用する動き作りを重視しています。
Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。
21世紀枠で甲子園出場のチャンスが得られなかった悔しさをバネに、一回りも二回りも大きく成長してほしい。
福本 友貴部長、そして尼崎小田高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!