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左右の超高校級投手、高校生屈指の技巧派左腕などスポニチ大会に出場するチーム期待の5人の高卒投手たち

2022.02.14

左右の超高校級投手、高校生屈指の技巧派左腕などスポニチ大会に出場するチーム期待の5人の高卒投手たち | 高校野球ドットコム
寺嶋 大希(愛工大名電)、渡邊 純太(履正社)

 アマチュア野球で最初の大規模な大会、JABA東京スポニチ大会が3月6日、[stadium]神宮球場[/stadium]、[stadium]大田スタジアム[/stadium]、[stadium]岩槻川通[/stadium]、[stadium]浦安市運動公園[/stadium]の4会場で開催される。
 このスポニチ大会をより楽しめるように、高校生投手の新人選手を紹介していきたい。

 NTT東日本の新人・寺嶋 大希投手は、愛工大名電(愛知)時代に140キロ後半の速球に加えて、多彩な変化球を操る投手として活躍した。3年春に東海大会に出場し、夏はエースとして激戦の愛知大会を勝ち抜き、甲子園でも快投を披露した。
 昨年秋のドラフトでは指名漏れとなったが、トップレベルの実力はある。昨年、NTT東日本の高卒、片山 楽生投手(白樺学園出身)が、球速を150キロ前後まで到達させるなど成長し、都市対抗でも登板を経験した。寺嶋も3年目にはドラフト上位候補になれるかもしれない。

 鷺宮製作所の渡辺 純太投手は、履正社(大阪)時代から恵まれた体格を活かし、130キロ後半の速球と切れのあるスライダーで勝負していた。球速アップを実現し、公式戦登板機会を果たしたい。


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西村 王雅(智辯学園)、沢山 優介(掛川西)

 智辯学園(奈良)から東芝に進んだ西村 王雅投手は、1年夏、2年交流試合、3年春夏と計4度の甲子園に出場。2021年の智辯学園の投手陣の中心を担った。
 130キロ中盤ながら、切れのあるストレートをコーナー自在に投げ分け、緩急をうまく使った投球は一級品。3年春のセンバツでは大阪桐蔭(大阪)を封じるなど、その投球の巧さは光るものがあるだけに東芝に進んで、どんな形でパワーアップするか注目だ。

 高卒組で、掛川西(静岡)からヤマハに進んだ沢山 優介投手もかなり楽しみな投手だ。昨年、春季東海大会で防御率0.00を記録。185センチの長身から最速145キロの直球と、切れ味抜群の変化球をコントロールよく投げ分ける。今年、スポニチ大会に出場する企業チームの高卒新人投手のなかで最も期待したい。

 高卒3年、もしくは4年目でNPBで行かせるのが、ヤマハに課せられた使命といっていいぐらいの逸材だ。スポニチ大会でデビューすることがあれば、ぜひチェックをしてほしい。

 三菱倉敷オーシャンズの長谷川 康生投手(玉野商工)も、スリークォーター気味から140キロ台の速球を投げ込む大型左腕。ポテンシャルとしては、上記の4人に負けていないものがあり、どんな成長をたどるのか楽しみだ。

 今回、スポニチ大会に出場する16チームに絞って高卒投手を紹介した。左右の超高校級投手、高校生屈指の技巧派左腕がいて、5投手たちの成長が非常に楽しみだ。

(文=河嶋 宗一)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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