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出雲登場、吹くか神風!神様だって身近な選手を応援したいはず?

2016.08.07

出雲登場、吹くか神風!神様だって身近な選手を応援したいはず?

出雲ナインに神風は吹くか!?

 大会初日の第2試合に登場するのは、初出場の島根出雲高校(島根)。その島根出雲が島根大会を勝ち上がる中で、島根出雲vs大社という、なんとも他県からするとありがたい文字が浮かび上がる対戦が準決勝であった。
ちなみに、出雲大社に近いのは大社の方。出雲大社からは3キロほどの距離にあり、今年のチームのキャッチフレーズは「平成の八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」。対して島根出雲は10数キロほど。どちらの学校もやはりトレーニングも兼ねながらランニングで参拝に行っているように、出雲大社は身近な存在だ。

 大社に勝利し、続いて決勝の相手は立正大淞南。島根の東側にはこちらも有名な熊野大社があり、立正大淞南はその最寄りの高校。10キロ弱ほど北に位置している。
どちらも縁結びのご利益があるとされている出雲大社と熊野大社。島根出雲はその最寄り校をどちらも倒しての出場となったわけだが、島根代表ともなれば両神社の神様からもご利益はあるはず。甲子園との縁が結ばれた今、今度は勝利の女神さまとの縁も引き寄せてくれるかもしれない。

 さて、出雲大社といえば対になって思い出されるのが、伊勢神宮。こちらの最寄校は皇學館。先に挙げた島根の高校が、神社は身近に感じつつも特に神道を学ぶといったことが無いのに対し、こちらはバリバリの神道系の学校。神宮への参拝はマストであり、高校で神職養成等のコースは無くなったが、系列の皇學館大学では宮司などになる際に必要となる神社本庁の神職の資格が取得できる。
神職の資格が取得できる大学は、ほかに國學院大學が有名だ。その系列である國學院國學院久我山國學院栃木に神職コースはないが、建学の精神にその流れは汲んでいるということで、厳しくもきちんとした人間になるための指導が行われているとのことだ。ちなみに國學院久我山は全国大会出場6回、國學院栃木は今年の夏、栃木大会決勝まで勝ち進むなど、強豪としても知られている。

 さて、本日甲子園初登場の島根出雲に、「神風」が吹くか!?


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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