Column

兵庫県立加古川西高等学校(兵庫)

2016.06.08


集合写真(県立加古川西高等学校)

胸を張って終われる夏に

 兵庫県加古川市加古川町本町にある兵庫県立加古川西高等学校は、創立100年を超えた伝統校です。「文武両道」をモットーとし、陸上を始めとした部活動に力を入れています。最寄りの加古川駅からは徒歩15分程度のところに校舎があり、校庭は多数の部活動と共用のため、野球部は全面を使った練習が1日1時間程度しかありません。

 野球部は現在、3年生21人、2年生6人、1年生22人、全49人で活動しています。主将を務めるのは森田 渉選手。このチームのウリについて、「積極走塁・堅実な守備・強肩の捕手」の3つを挙げました。「チームの中では、投手の高砂 和真がキーマンといえます。得意のスライダーを武器に、夏の活躍を期待しています。」と、この夏の軸となる高砂 和真選手について紹介してくれました。

 新チームがスタートしてからを伺うと、「秋季大会に負けてから、ほぼボールを触らずに、ダッシュとウエイトを中心とした練習を重ねてきました。」と、チームを大きくした自慢の練習について語り、春の大会については「春の大会は、初回の大切さを改めて実感し、夏への課題となりました。しかし、練習の成果は感じられました。なので、夏は今までやってきたことを全て出し切って、胸を張って終われる夏にしたいです!」と、決意を固めていました。

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[page_break:全員で泥臭く戦いたい]

全員で泥臭く戦いたい

太田俊輔副主将(県立加古川西高等学校)

 ここからは加古川西の副主将のお二人、太田 俊輔選手と塚本 涼介選手にお話を伺いました。

Q.引退までに、ここの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?

太田 俊輔(以下「太田」):僕は、日本一に輝いた智弁学園と対戦したいです。
塚本 涼介(以下「塚本」):僕は明石商だな。県1位で、知り合いもいるので。

Q. 知り合いがいると闘争心が湧きますね!夏の大会で、応援する方々に自分のどんなプレーを見てほしいですか?

太田:積極的かつスピード感溢れる走塁を見てほしいです。
塚本:広範囲の守備と、積極性のあるバッティング!

Q. 積極性あるプレーを楽しみにしています!お二人にとって、高校野球どういうところが面白いと思いますか?

太田:どんな試合、どんな状況でも最後まで何が起こるかわからないところ!
塚本:一発逆転があるところが面白いし、好きです。

塚本涼介副主将(県立加古川西高等学校)

Q. 見ている側も、そういう部分に面白さを感じます!最後に、夏の大会へ向けた意気込みを聞かせてください。

太田:能力がずば抜けたスーパースター的存在はいないので、チーム力で、全員で泥臭く戦いたいです!
塚本:兵庫で一番長い夏にしたい!

 太田 俊輔選手、塚本 涼介選手ありがとうございました。最後の夏を1日でも長い夏にしてください。

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[page_break:私たちは努力を見ています]

私たちは努力を見ています

小林 耕二監督に質問!

Q. 新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきましたでしょうか?

 特に体力や素質に恵まれた選手がいない現状を見て、とにかく走力、打力など基礎となる力のアップを全員で目指してきました。以降その成果が現れてきているので、地道な積み重ねがチーム力の向上となり、自信となっています。

Q. 自信となっているのはいいですね。最後に、夏に燃えるチームへメッセージをお願いします。

 ベンチに入ることが叶わない3年生、胸を張ってください。君たちの高校野球に取り組む姿勢、かけがえのないその努力を私たちはしっかり見ています。

 小林 耕二監督、ありがとうございました!そして、加古川西野球部の皆さんありがとうございました!


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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