平塚学園vs麻溝台
平塚学園、完封リレーで準々決勝進出！
[stadium]横浜スタジアム[/stadium]の第二試合は、麻溝台と平塚学園の一戦。
平塚学園は昨年の夏はベスト4、秋は松井裕樹を擁する桐光学園を破りベスト4、そして今春もベスト8と非常に力のあるチームだ。対する麻溝台も、今春はベスト16まで勝ち進んでいる。2010年秋にはベスト8まで勝ち進むなど、近年力を付けている高校の一つだ。平塚学園が競合私学の力を見せるか。麻溝台が公立の意地を見せるか。楽しみな一戦だ。
平塚学園の先発は背番号2・長谷川恭哉（3年）。捕手のような、テイクバックの小さいフォームから、力のあるボールを投げ込んでいく。その立ち上がり、麻溝台打線を三者凡退に抑える。
対する麻溝台の先発はエース・小峰翔太（3年）。初回、簡単に二死を奪うも、3番石井皓大（2年）、4番堀江蓮（2年）の連打で1点を先制されてしまう。
1点を先制して勢いに乗る平塚学園は2回裏、走者を一塁において、8番伊達昴希（3年・主将）がレフトスタンドへ飛び込む2点本塁打を放ち3対0。試合の主導権を握る。
3点を奪われるも麻溝台・小峰は3回以降立ち直り、落ち着いた投球を見せる。その粘投に応えたい打線だが、平塚学園・長谷川の前に5回まで1安打に封じ込まれてしまう。
中盤の6回、膠着した試合を動かしたのは平塚学園。この回からマウンドに上がった生江良平（3年・主将）から二死二塁の好機を作ると、8番伊達が二遊間を破る適時打を放ち、待望の追加点を挙げる。平塚学園は7回にも2点を加え、麻溝台を突き放す。
このままでは終われない麻溝台は8回裏、ここまで2安打に抑えられていた長谷川から、初めての連打と犠打で一死二、三塁の好機を作る。しかし後続が続くことが出来ず無得点に終わってしまう。
迎えた最終回、平塚学園は好投していた長谷川に代えて新倉慶輔（1年）をマウンドに上げる。新倉は1安打を許すも、後続を断ち、2年連続で準々決勝の舞台へと駒を進めた。
勝った平塚学園、先発した長谷川と2番手の新倉の好投が光ったが、エース・熊谷拓也（3年）を温存できたことも大きいだろう。2年連続の準決勝、そしてその先に進むことができるか注目だ。
(文：編集部)
