1月~2月 股関節の固定性を高めるためのトレーニングメニュー
前回に引き続き「90日間で野球のパフォーマンスをあげるトレーニング」について、高知ファイティングドッグスの村上祐基選手と一緒に解説します。次の30日(2ヶ月目)で取り組んで欲しいのは「股関節の固定性を高めるためのトレーニングメニュー」です。
チューブを使って固定性を高めるメニュー
ピッチャーは片足立ちの状態で動くことが非常に多いです。軸足で立つこと、踏み込み足で接地して、身体を回転させて、体重を預けながら、最後に腕を振っていくこと。この時に、踏み込んだ足の股関節が横にずれてしまうと、身体が傾いてしまったり、開いてしまったり、投球に悪影響を及ぼします。以上のことから、股関節は動かすだけでなく、固定する役割も持っているということを覚えてください。
片足ごとのメニュー
実際に片足ごとに必要なメニューを紹介します。このメニューで行う動作は、ピッチングの動作によく似ています。ピッチャーの踏み込み足が接地する角度は約110度から120度の間です。その角度を意識した状態で接地したら、次に回転動作が入ります。下半身の動作が終わったら、骨盤を中心として上半身が倒れてきます。この時に傾く動作が入ってきますが、お腹を丸めてしまうと、リリースポイントが前に出てこないので、球速が上がりません。下半身がしっかり固定された状態で、身体を傾ける動作を行うようにしてください。以上のポイントを頭に入れて、動画内で紹介したトレーニングを行ってください。
着地に近い形のメニュー
股関節の可動域の中に筋力を加えていきます。しっかり胸を張った状態で足を上げ、体幹を固定して重心を移動させます。
股関節、膝、足首を使って重心を固定するメニュー
2ヶ月目に行う最後のメニューです。股関節、膝、足首を使って、重心を固定するメニューです。ピッチングの形を作って、止まることが重要です。止まった状態からパワーを発揮するメニューでもあるので、リズム良く動作を行うのではなく、止まることに重点を置いて行ってください。その発揮されたパワーを受け止めた状態で回転動作を行うために、股関節を固定させることが大切になります。
(解説・殖栗正登)
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