金津高校(福井)「敦賀気比、啓新を破り、県準優勝。栄冠へ向けての課題は個々の地力アップ!」
県大会では強豪を続けて撃破し北信越大会へ!
ティーボール教室で園児と笑顔をかわす選手たち(金津)
■福井の強豪になりつつある金津
越前そば、湯の花せんべいが特産品として有名な福井県あわら市は県境にあり、石川県加賀市にも近い。そんなあわら市の唯一の高校として市の誇りとなっているのが福井県立金津高等学校だ。昨年に続き、北信越地区の21世紀枠候補校として推薦された金津は県大会準優勝。北信越大会初戦で敗れたものの、2年連続で北信越大会出場を果たし、福井県内では強豪校と属されるチームとなった。今では少子化が進むあわら市の地域活性化のため、園児のためにティーボール教室を開催して野球普及に取り組んでいる。
■金津の環境は?
そんな今年の金津は26名で活動。専用グラウンドはなく、場所が限られているため、学校の渡り廊下でのティーバッティング、グループに分けて練習を重ねている。最もきつい練習として、ターンダッシュ×15、サーキット、階段ダッシュ、240メートルダッシュ、メディシンボール投げと多くのメニューを挙げてくれた奥出 泰規主将。夏は2勝以上を目指して取り組んでいる。
■敦賀気比、啓新を破り、北信越大会に出場!
昨秋は全員野球で「粘り強い野球」がテーマとしてスタートした金津。その中で印象深い試合として挙げたのは秋の県大会準々決勝・敦賀気比戦、昨夏の甲子園メンバーが残る相手に2対1で勝利し、準決勝でも北信越準優勝の啓新を破って北信越大会出場を決めた。しかし北信越大会では松本第一に完封負け。奥出主将は「何もできなかった」と反省する。このオフは総合筋力の向上、夏に勝ち上がれる体力をつける事を目的に、トレーニングに励んでいる。
■金津の主力選手たち
そんな金津の主力選手はエースとして大会を投げぬいた石丸 結大、4番夛田新太郎。特に夛田の飛距離は素晴らしいものがある。奥出主将は「打ってほしい時に打ってくれる。チームに勢いをつけるバッティングがスゴイです」と主砲の一打を期待する。また、奥出主将は多くの選手に期待していた。
■夏を見据えて取り組む!
北信越地区の21世紀枠候補校として推薦された金津だが、夏を見据えて取り組む。奥出主将は「夏を勝ち抜けるだけの体力をつけて、自信をもって臨めるように準備したい。春も、秋にできなかったことを反省して、北信越出場を目指してやっていきたい」と意気込む。2年越しの選抜切符は叶うのか?
エースと4番が語る強化ポイント!
ヨガトレーニングの様子(金津)
ここからは、金津高校の石丸 結大投手と、一塁手・夛田新太郎副キャプテンのお二人にお話を伺いました!
Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください
石丸:チームの一体感がまだ足りない。球速アップ、変化球の切れ、大事な場面のコントロールを磨くことです。
夛田:チームの一体感です。走力アップと無駄なミスをなくすことです。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
石丸:下半身の強化、体重を増やす、球速アップの3つです。
夛田:スイングスピードと飛距離を伸ばこと。そのために筋力強化です!!
Q.応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?
石丸:気迫のこもったピッチング。
夛田:大事な場面での勝負強さ!!
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
石丸:バカになれる元気がある、試合を楽しめることです!
夛田:みんな仲が良く、元気が良いことです!
Q.このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
石丸:球速140キロ出します!
夛田:スイングスピード140キロ以上です!!
石丸選手、夛田選手、ありがとうございました!
[page_break:ボールを持たない時期こそ力をつけるチャンス!]ボールを持たない時期こそ力をつけるチャンス!
ティー打撃で練習を重ねる
齋藤 滋監督にお話を伺いました!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。
昨年に引き続き「考える野球」で全員野球をモットーにプレーすること。秋季大会では2年連続で決勝に進み、自信はつきましたが、個々の地力アップが課題となりました。
Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!
ボールを持たない、この時期こそが本当に力をつけるチャンスです!!1人1人が責任をもって地力アップです。期待しています!
齋藤監督、そして金津高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!