海星は7年ぶりのセンバツ 初出場から55年かけて初勝利、前回の8強を超える成績が目標
海星・吉田翔
第95回記念大会となる23年センバツは3月18日に開幕する。コロナ禍以前のように、全校による開会式が行われるなど、大会は熱気を帯びることが予想され、甲子園の舞台での球児たちの全力プレーが期待される。出場を決めた各校の過去のセンバツの記憶をたどってみる。
シリーズ最終回は、昨年の秋季九州大会で4強に入った長崎海星(長崎)。7年ぶり6度目のセンバツ出場を決めた。過去の主なセンバツ成績は以下の通り。
★1961年
1回戦:●0対4 平安(現・龍谷大平安=京都)
★2001年
2回戦:●3対4 仙台育英(宮城)
※延長10回サヨナラ
★2016年
1回戦:〇3対2 長田(兵庫)
2回戦:〇2対1 敦賀気比(福井)
準々決勝:●8対17 高松商(香川)
センバツ初出場は1961年で、初戦は完封負けに終わった。その後、2001年まで3度センバツに挑んだが、いずれも初戦敗退。2001年には左腕エース、松永 浩典投手(元西武)を擁して、準優勝した仙台育英と接戦を演じながらサヨナラ負けの惜敗だった。
センバツ初勝利は、初出場から55年後の2016年の前回出場の時。初戦で長田に逆転勝ちを収めると、2回戦では強豪の敦賀気比に1点差逃げ切りに成功して8強へと進んだ。準々決勝では準優勝した高松商の前に敗れたが、激しい打撃戦を演じるなど、実力は出し切った。
長崎日大とともに今センバツでは、史上初めて長崎から2校が出場する。昨年夏からの夏春連続出場を決めた伝統校として、県内のライバルにも負けられない戦いとなる。