U18候補の松商学園・直江、プロで根尾斬りだ!
直江大輔(松商学園)
分かってても打てないストレートを投げ勝てる投手へ
U18日本代表候補にもなった松商学園高のエース直江大輔(なおえ だいすけ、2000年6月20日長野市生まれ、184センチ、77キロ、右投げ右打ち)が巨人から3位指名された。
別室から、30人以上の野球部同期らが待ち構える会見場に現れた直江は「まさかこんなに早く指名されるとは思っていなかった。うれしい」と指名直後の気持ちを語った。巨人の印象については「幼いころからテレビとかで見てきて、プロ野球を代表する球団なのですごく魅力的に感じる」と述べた。
プロで対戦したい相手に「根尾昂君とか注目されてきた大阪桐蔭の選手」と、同学年の1位指名選手を挙げた。また目標にする選手に元巨人投手の桑田真澄氏を挙げ、「あれだけの実績があっても謙虚な姿でプレーしているところがすごい」と理由を語った。
184センチの長身ながら全体的にまだ線の細い直江。一方で、肩や肘の使い方が軟らかいフォームから投じるストレートは145キロに達し、まだまだ伸びしろを感じさせるのが魅力。直江自身も「自分の一番いいところはフォームにくせがないところ」とし、「150キロを目指すが、切れとボールの質を上げ、分かっていても打てないストレートを投げ、勝てる投手になりたい」と理想の投手像を示した。会見時に色紙に書いた目標も「勝てる投手」だった。
会見に同席した足立修監督は「体のしなやかさを生かし、ジャイアンツを背負う投手になってほしい」とエールを送った。
直江は2年夏に背番号11で甲子園でも登板。エースとして臨んだ3年夏は県大会準々決勝で涙を飲んだ。変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボールで制球もいい。
取材=小池 剛
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