県立江津高等学校(島根)
東京からの移動距離が一番長いことで知られる島根県江津市にある、島根県立江津高等学校。男女共学の県立校で、ハンドボールは男女ともに常に上位に進出し、水泳も中国大会出場を果たしています。野球部は専用の練習スペースが校庭に設けられており、日々練習に燃えています!
その野球部、春季大会は地区予選1回戦で島根中央と対戦。0対2で敗れたものの、同県大会で決勝まで進出したチームに粘りを見せました。
昨年夏は3回戦進出。この成績を超えるべく、夏に向けて「機動力」をテーマに掲げ、みんなで一体となって取り組んでいるという江津野球部を主将の佐々木 康希君に紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!
■ 江津高校の佐々木 康希君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が10人、2年生が9人、3年生が7人の合計26人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
月水金は16時から19時30分まで。火木曜は17時から19時30分です!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
校庭に野球部専用の練習スペースがあります!
今年のチームについて
走塁練習の様子(県立江津高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「塁に出たら、犠牲バントでなくても得点圏にランナーを置くことができる」、「機動力で相手チームを揺さぶることができる」そして、「学年関係なくチーム全員で指摘し合って練習できる」この3つだと思います!
Q. チーム内で指摘し合えるのは良いですね。ずいぶんと成長できたのではないですか?夏へ向けてどんなことを課題において練習を行っていますか?
今までと変わらず、機動力に力を入れていき、盗塁やセーフティーバントなどの精度を高めていきたいです。
秋、春と時間をかけてチームとして成長したことは、アウトを恐れずにどんどん盗塁ができるようになったことと、足が速い遅い関係なく走塁への意識が高まったことです。
Q. 走塁がポイントのようですね。春季大会を振り返って、チームとして戦い方はどうでしたか?
出塁できず機動力を生かせませんでした。足の機動力という面では負けていないと思うので、きちんと塁に出られるようにしたいです!機動力を強化し、打てなくても勝てる走塁を身につけることが、県内を勝ち抜くために必要だと思っています。
Q. 武器を徹底的に磨くわけですね!夏の大会に向けて、名物練習などはあるのでしょうか?
一週間合宿といって、夏の大会前に学校の合宿所に泊まって、精神的・体力的に追い込みチームの和を深めるものがあります。1人1人が後悔のないような夏を迎えられるようにしていきたいです!
Q. ありがとうございます!では、このチームのキーマンを教えてください!
佐々木 康希。自分ですが、ダイナミックな投球フォームから繰り出す抜群の制球力。キレのある変化球がウリです!打の方でもクリーンアップを打ち、本塁打を放つ力があります!
そして、岩崎 秀彦。パワーは県内トップクラスで、スイングスピードは140kmあります!センター方向にも本塁打を打てるパワーヒッターです!
パワフルな打撃に注目ですね!ありがとうございました!
ここからは、主将の佐々木 康希君に加え、岩崎 秀彦君にもお話を伺います!
素振りをするナイン(県立江津高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
佐々木 康希(以下「佐々木」):一生懸命練習して、試合で勝ったときの喜びは何物にも代えられません!
岩崎 秀彦(以下「岩崎」):皆で一丸となって同じ目標に向かっていくところが好きです!
Q. 一番好きな練習はなんですか?
佐々木:バントゲームです!
岩崎:バッティング練習が好きです!
Q. バントゲーム、まさに足の見せ所ですね!では、キツイと感じる練習はなんですか?
佐々木:罰ゲーム付リレーです。
岩崎:走るトレーニングです。
Q. 罰ゲーム付きとは、負けられませんね!引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
佐々木:健大高崎高校です!同じ機動力のチームで甲子園にも出場しているので、何が違うか実際身を持って感じたいです。
岩崎:開星高校です!同じ島根県で、甲子園の常連校なので。
Q. 一番好きな応援歌はなんですか?
佐々木:「アフリカンシンフォニー」です。
岩崎:「ジンギスカン」です。
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉はなんですか?
佐々木:「気持ち」です!
岩崎:「Never Give Up!」!
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■小林 勇介監督に質問!
Q. 新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
プレーの面ではとにかく、機動力のチームということを掲げて練習してきました。練習の中でも今まで行わなかった走塁練習に時間を割き意識付けをし、練習試合はもちろん公式戦でもアウトを恐れず盗塁、積極的な走塁をするよう全員で取り組みました。
また卒業後社会に出て困らないように、挨拶などの礼儀はもちろん、話す力やコミュニケーション力をつけて、人間的な成長を促しています。
夏に向けて、人間力も高めてプレーの面でもそういった力を生かし、それがチームの連携を深め機動力とバッティングがうまく融合できるようなチームを目指しています。
Q. 選手にお話を伺っても、走塁や機動力に関しては高い意識を持っていましたね。
このチームは個々の選手の伸びしろが大きく、変なプライドも無いので、「機動力」というテーマを掲げたらみんなでそれに向かって一生懸命取り組むというところが強みです。
素直でまっすぐな選手たちなのですね!お話をお聞かせいただき、ありがとうございました!