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松井、田村、北條ら 2012年夏の準々決勝を戦った光星学院と桐光学園戦士たち

2020.06.15

松井、田村、北條ら 2012年夏の準々決勝を戦った光星学院と桐光学園戦士たち | 高校野球ドットコム
高校時代の北條 史也、松井裕樹、田村 龍弘

 2012年夏の準々決勝・光星学院(現八戸学院光星)と桐光学園の試合は手に汗握る展開だった。それまで3試合で53奪三振の2年生エース・松井裕樹と、3回戦アベック弾を放った田村 龍弘北條 史也のクリーンナップの対決は大きな注目を集めた。

 試合は両者無得点で迎えた8回表、光星学院1番の天久 翔斗 が四球で出塁すると、田村、北條の連続タイムリーで終盤に3点を先制。松井も9回を投げ15奪三振と健闘したが、打線が光星学院エース・金沢 湧紀を最後まで攻略できなかった。

【田村、北條の打撃成績】対松井
田村 龍弘 4打数1安打1打点 1三振 
北條 史也 4打数2安打2打点 2三振

 この試合の主役、松井、田村、北條は高卒でプロ入り。その他にも多くの選手が高校野球引退後も活躍を続ける。そこで今回は2012年夏の準々決勝を戦った光星学院桐光学園戦士たちのその後を紹介する。

【光星学院】

投手 金沢 湧紀 3年(三菱重工広島)

捕手 田村 龍弘 3年(千葉ロッテ)2012年3位

内野手 北條 史也 3年(阪神)2012年2位
内野手 大杉 諒暢 3年(中部学院大-王子)
内野手 武田 聖貴 3年(北上信用金庫<軟式>)
内野手 城間 竜兵 3年(東北福祉大-パナソニック)

外野手 天久 翔斗 3年(東海大-ゴールドジム・ベースボールクラブ)
外野手 関口 隆祥 3年(四日市大)
外野手 村瀬 大樹 3年(東北福祉大)
外野手 木村 拓弥 3年(明星大-日亜鋼業)

【桐光学園】

投手 松井 裕樹 2年(東北楽天)2013年1位

捕手 宇川 一光 3年(東農大)

内野手 鈴木 拓夢 3年(青山学院大)
内野手 田中 頼人 3年(国士舘大)
内野手 武 拓人 1年(早稲田大)
内野手 中野 速人 2年(明治大)

外野手 水海 翔太 2年(法政大)
外野手 植草 祐太 2年(創価大)
外野手 山口 翔大 3年(慶應大-東京ガス)

 光星学院の3番・三塁手の大杉 諒暢は中部学院大に進学し1年春にベストナインに選出された。現在は王子でプレーする。1番・右翼手の天久 翔斗は東海大を経て、ゴールドジム・ベースボールクラブに入団した。

7番・二塁手の城間 竜兵は金沢と共に二枚看板をはり、投手としても成績を残した。進学した東北福祉大では本格的に投手に。大学通算23勝を挙げる。大学卒業後はパナソニックに入社し現在もプレーしている。

 桐光学園の5番・左翼手山口 翔大は慶應大に進学。3年秋の東大戦で横尾俊建谷田成吾らとに3者連続本塁打を記録。卒業後は社会人の強豪・東京ガスに進み今年は4年目のシーズンを迎えた。

 中野 速人は明治大に進学し、4年時は主将を務めた。

 プロ入りを果たした田村、北條、松井以外もまだ現役で硬式野球を継続する選手が多い両校の選手たち。今後の活躍にも注目していきたい。

※記事の掲載者、掲載者の現所属、記録の事実につきましては報道各社発表の新聞記事、各野球連盟が発表する大会記録、各チームの所属調査、関係者取材により確認ができたものより掲載をしております。そのため、この情報が全ての情報ではなく、情報の一部となりますことご了承ください。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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