試合レポート

7打席連続安打で大会打率10割! 天理大に”安打製造機”現れる! リーグ戦の打率も5割超【全日本大学選手権】

2024.06.13


4回裏に勝ち越しの適時二塁打を放った石飛智洋(天理大)

阪神大学野球連盟代表の天理大が北東北大学野球連盟代表の八戸学院大に11対1で5回コールド勝ち。2試合連続のコールド勝ちで7年ぶりの8強入りを果たした。

打線を牽引しているのが4番右翼の石飛 智洋(4年=出雲西)だ。1回戦で4打数4安打1本塁打4打点の活躍を見せると、この日も3打数3安打3打点と大当たり。大会タイ記録となる7打席連続安打をマークした。

この試合で放った安打は全て左中間への適時二塁打だった。1回裏の第1打席では二死一塁から1ボール2ストライクからのチェンジアップを打ち返して、チームに先制点をもたらす。

同点に追いつかれた直後の4回裏の第2打席では無死一塁の2ボール1ストライクから外角高めのストレートを弾き返して、勝ち越し点を奪った。

これを機に天理大打線が爆発して打者一巡の猛攻。8対1とリードを7点に広げたこの回2度目の打席では二死二塁からまたしても高めに浮いたストレートを捉えた。

1試合3二塁打と1イニング2安打も大会タイ記録。「記録は意識していません。1打席1打席集中して打席を作っていこうと思った結果がこうやって、連続安打につながったと思います。来たボールを素直に打ち返そうというイメージで打席に入っていたので、その結果ですね。左中間に長打が出るのは良い時の状態だと思うので、逆方向の打球は意識しています」と自らの打撃を振り返った。

昨年の明治神宮大会で右中間に二塁打を打ったことがきっかけに打撃で掴んだものがあったという石飛。春のリーグ戦では打率.528で首位打者に輝いている。

この試合で特筆すべき点は3打席とも違う投手から打っていることだ。データ収集が容易なリーグ戦とは違い、全国大会では殆どの投手が初対戦となる。初見の相手に結果を残し続けていることは高く評価できる点だろう。

初対戦の投手相手に心掛けていることに関しては、「全国になると球の速いピッチャーや変化球のキレが良いピッチャーが多いので、構え遅れしないように考えています」と語ってくれた石飛。速球に合わせつつ、変化球にも対応できており、高い打撃技術を見せている。

「タイミングの取り方が上手。バットコントロールの技術が付いたので、速いボールにも対応できますし、良い4番バッターになりました」と石飛の成長について語る三幣寛志監督。昨年まで全国区の選手ではなかったが、この春に大ブレイクを果たしている。

13日の準々決勝では連続安打記録の更新もかかるが、「あまり気にしないようにして、1打席目から自分のバッティングをしたいと思います」と冷静に語った石飛。次戦も主砲のバットが火を噴くか。

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この記事の執筆者: 馬場 遼

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