カーリング選手の試合中ピンマイク。野球ではアリ?ナシ?
ピョンチャン(平昌)オリンピックのカーリング予選リーグは終盤。男女とも健闘しています。
このカーリングの中継で試合中の会話が話題になっています。選手がピンマイクをつけているんですね。1試合2時間半ほどの試合時間の長さを感じないのはこういった工夫があるのかもしれません。
スポーツ中継でピンマイクと言えば、ラグビーのレフリー(審判)。これは選手に対して、プレーでの反則を的確に指摘して指導するなど、見ていて非常にわかりやすいです。他には中継ではありませんが、アメリカンフットボールNFLでも選手やコーチ、審判のピンマイクの声で映画風のドキュメンタリーハイライト(BSで放送されているNFLウイークリー)が作られています。
この選手や監督、コーチ、審判にピンマイクをつける。野球ではアリでしょうか?それともナシでしょうか?
1試合2時間~2時間半はカーリングやアメリカンフットボールと良く似ています。また、“間”が多いスポーツなのも同じ。
「そんなことしたら、何もしゃべれなくなる」という声があるかもしれませんが、「こんな会話をしているんだ」という興味を持ってもらうと、わかりやすさを追求するという点ではありなのかもしれないと考えます。
因みに、NFLのドキュメンタリーハイライトは放送禁止用語が出てくると、ピー音を被せて聞こえないようにしています。
“間”が面白いのも野球の醍醐味。まだまだ新しいことにチャレンジしていっても良いのではないかと思います。
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(文:松倉雄太)