現在の大阪桐蔭の礎を作り、高校時代、日本一を経験している福井 章吾大阪桐蔭出身)が、大学日本一まであと1勝に迫っている。

 昨秋の早慶戦で優勝まであと1勝というところで、逆転本塁打を浴び、優勝を逃した慶應大。福井はベストナインを受賞したが、勝たせられなかったことに悔いていた。「こだわっているのは勝てる捕手になること。今年度のリーグ戦では春も秋もあと1勝ができずに勝てない捕手で終わってしまったので、勝てる捕手を目指して、勝ち点5を目指していきたいと思います」

 主将に就任した福井は、学生スタッフや選手と協力しながら雰囲気の良いチーム作りを心がけてきた。

 「自分はチームの中でも技術が飛び抜けてあるわけではないので、キャプテンとして何ができるか考えたとき、チームを全員を鼓舞して、よい雰囲気を作ることにすべてを注ぐことかなと思っています。それを忘れずに、日々、気持ちをぶらさずに意識して取り組んでいます」

 非常に粘り強い試合運びで勝ち進んでいるのは、日々のチーム作りが生んでいるものだろう。34年ぶりの日本一へ。福井はキャプテン、そして捕手としても攻守で躍動する。