吉田輝星、万波中正が一軍デビュー!日本ハムの高卒ルーキーの現在地

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2019.12.20

吉田輝星(写真=共同通信社)

 今季、プロの舞台へと進んだ高卒1年目の選手たち。2000年生まれ世代の彼らは、「ミレニアム世代」と呼ばれ、高校3年の夏の全国高等学校野球選手権が第100回大会だったということもあり、大いに野球界をにぎわせてきた。

 根尾 昂大阪桐蔭⇒中日)のように中学時代からその名を知られた者もいれば、吉田 輝星金足農⇒日本ハム)のように高校3年時に一躍全国区となった者もいるミレニアム世代。そんな彼らの1年目の活躍を、球団ごとに振り返り、現在地を探っていく。今回は北海道日本ハムファイターズを見ていこう。

未来のエース候補、主軸候補が多くの経験を積む

 2018年プロ野球ドラフト会議で日本ハムから指名を受けた高卒選手と、彼らのファーム成績は下記の通り。

1位 吉田 輝星 投手 金足農
4試合 1勝3敗 11回 13奪三振 防御率12.27(一軍)
18試合 2勝6敗 62回 53奪三振 防御率4.35

2位 野村 佑希 内野手 花咲徳栄
75試合 67安打 5本塁打 32打点 1盗塁 72三振 打率.245

4位 万波 中正 外野手 横浜
2試合 0安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率0.00(一軍)
90試合 71安打 14本塁打 42打点 1盗塁 122三振 打率.238

5位 柿木 蓮 投手 大阪桐蔭
26試合 2勝4敗 43.2回 25奪三振 防御率8.24

6位 田宮 裕涼 捕手 成田
73試合 44安打 0本塁打 16打点 11盗塁 37三振 打率.221

 昨夏の甲子園で「金農旋風」を巻き起こし、全国の高校野球ファンを沸かせた吉田 輝星は、前評判通りに1年目にして一軍デビュー、初勝利を飾った。ファーム開幕から登板機会を掴むと好投を続け、6月に一軍初先発で5回1失点の好投で初勝利を挙げた。今季の勝利はこの1勝のみに止まったが、年間を通して多くの経験を積み、来季に期待を持たせるルーキーイヤーとなった。



左から柿木蓮、野村佑希、万波中正、田宮裕涼

 花咲徳栄で2年時、夏の甲子園優勝を経験した野村 佑希は、三塁手としてチーム最多の68試合に出場。打率こそ2割5分に届かなかったが、長打率.363、出塁率.318でOPS.681と、高卒1年目としては上々の成績を残した。来季はファームで圧倒的な数字を残し、一軍デビューを飾りたい。

 横浜高校入学時から「和製スタントン」として騒がれていた万波 中正。高校3年時には思うような結果が残せず苦しんだが、プロ入り後にその才能が花開きつつある。ファーム14本塁打はDeNAの伊藤裕季也と並び、ルーキートップの数字だ。7月に月間打率.367を記録すると、8月には一軍昇格し、2試合に出場した。守備面でもリーグ3位の8捕殺を記録するなど、その強肩ぶりも発揮した。同期の野村とともに、将来の主軸候補として期待がかかる。

 昨年、大阪桐蔭のエースとして春夏の甲子園を連覇した柿木 蓮。ルーキーイヤーは主に中継ぎで26試合に登板。BB/9は6.18、奪三振率は5.15で防御率8.24とややプロの壁に当たった印象だ。全体的なレベルアップを図り、まずはファームで結果を残したい。

 成田からドラフト6位で入団した田宮 裕涼は、ファームでチーム3位となる51試合でマスクをかぶった。三振数よりも多い安打数を放ち、11盗塁を記録するなど攻撃面では及第点と言えるだろう。しかしリーグで2番目に多い捕逸5を記録するなど、課題も出たシーズンだった。

 今秋ドラフトで指名した高卒選手は上野 響平京都国際)の一人のみ。ここで取り上げた選手たちには、引き続き多くの経験を積み、将来の主力として育つことを期待したい。

(記事=林 龍也)

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柿木 蓮(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
田宮 裕涼(成田) 【選手名鑑】
野村 佑希(花咲徳栄) 【選手名鑑】
万波 中正(横浜) 【選手名鑑】
吉田 輝星(金足農) 【選手名鑑】
大阪桐蔭 【高校別データ】
金足農 【高校別データ】
相模向陽館・横浜旭陵 【高校別データ】
成田 【高校別データ】
花咲徳栄 【高校別データ】
横浜商 【高校別データ】
横浜清陵 【高校別データ】
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