松坂が埼玉西武に復帰して夏の甲子園優勝投手は何人?NPBに在籍している甲子園優勝投手は19名
横浜時代の松坂大輔 ※写真=共同通信社
12月3日、前中日の松坂大輔投手が古巣の埼玉西武ライオンズに復帰することが分かった。かつては西武のエースとして球界を盛り上げてきた松坂の加入は西武ファンのみならず楽しみにしているファンも多いことだろう。
松坂の加入で、埼玉西武は夏の甲子園優勝投手が3人も在籍することになった。松坂のほかには、2013年夏の甲子園優勝投手の高橋光成(前橋育英)、2016年夏の甲子園優勝投手の今井達也(作新学院)が在籍している。
高橋も、今井も、活躍を見せており、高橋は10勝を挙げ、来季年俸は4000万でプレーすることが決まった。また今井も今季23試合を投げ、7勝9敗。来季は10勝到達へ期待がかかる。松坂は今季未勝利に終わったが、まだこんなもので終わる投手ではないだろう。ぜひ甲子園優勝投手トリオで勝ち星を稼いでほしい。
今回は選抜・夏の甲子園優勝投手となった現役選手は12球団で何人在籍しているのか。結果はこうなった。高校野球ドットコムでは決勝戦で最後にマウンドにいた投手を甲子園優勝投手として扱っている。
■中日
小笠原慎之介(東海大相模・2015年夏優勝)
清水達也(花咲徳栄・2017年夏優勝)
根尾昂(大阪桐蔭・2017年、2018年選抜優勝)
石川昂弥(東邦・2019年選抜優勝)
■東京ヤクルト
近藤 一樹(日大三・2001年夏選手権優勝)
高橋奎二(龍谷大平安・2014年選抜優勝)
2年前の夏の甲子園で優勝投手になった柿木蓮
■埼玉西武
高橋光成(前橋育英・2013年夏優勝)
今井達也(作新学院・2016年夏優勝)
松坂大輔(横浜・1998年夏優勝)
■千葉ロッテ
大谷智久(報徳学園・2002年選抜優勝)
小島和哉(浦和学院・2013年選抜優勝)
■北海道日本ハム
斎藤佑樹(早稲田実業・2006年夏優勝)
柿木 蓮(大阪桐蔭・2018年夏優勝)
平沼翔太(敦賀気比・2015年選抜優勝)
合計19名。夏は9名の経験者がおり、選抜は11名の経験がいることが分かった。夏の甲子園優勝投手が一番在籍している球団は松坂の移籍で、トップとなった埼玉西武の3人。選抜は千葉ロッテ、中日がトップで2人タイ。そして選抜・夏を合わせた合計では中日がトップで4人も在籍している。
昔、甲子園優勝投手は大成しないという言葉があったが、プロ入り選手が多数入り、投手としても、野手としても、一定以上の活躍を見せているのを見ると、やはりプロに入れるレベルにある甲子園優勝投手は凄いといえる。
(記事=河嶋 宗一)
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