第1141回 中学屈指の138キロサウスポー・川井泰志(桐生ボーイズ) 運命を大きく変えたボーイズ日本代表での経験2020年03月23日

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【目次】
[1]中学野球で最も成長したのは「心」の部分
[2]進学先の決め手になった星子天真の存在

進学先の決め手になった星子天真の存在



ボーイズ日本代表での川井泰志(桐生ボーイズ)

 そんな川井にとって、中学野球で大きな出来事の一つがボーイズリーグの日本代表して出場した世界少年野球大会だ。初めて海外遠征や、海外の打者との対戦は非常に刺激的だったが、何よりも刺激を受けたのは日本代表のチームメイトの存在だった。

 中学野球のトップレベルの選手たちと寝食を共にすることで、プレー以外の「野球に対する姿勢」を強く感じたと話す川井。トップレベルの選手たちは、普段の生活から高い意識を持って過ごしていることを痛感した。

 「一人一人の能力が高いことももちろんですが、一つ一つの練習の取り組み方やホテルでの過ごし方が違いました。
 練習ではキャッチボールをとても大事にしていて、ホテルでも夜に素振りやシャドーピッチングをやって課題に取り組んでいました。みんなのそういった姿を見て、こういう姿勢が大事だなと感じました」

 また、進路の決め手になる大きな出会いもあった。
 熊本泗水ボーイズの星子天真だ。星子はソフトバンクホークスジュニアだったことから、小学校時代から存在は認識していた。だが日本代表のチームメイトとして戦い、時間を共に過ごすことで、星子の人間力の高さに衝撃を受け、高校野球でも一緒にプレーしたいと思うようになったと川井は話す。



川井泰志(桐生ボーイズ)

 「星子は、世界少年野球大会ではずっと試合に出場していましたが、試合に出ているのにランナーコーチのところへ手袋や防具を取りに行ったり、ヘルメットやキャッチャー防具を運んだり、一般的には試合に出ていない人がやる仕事を率先してやっていました。野球でも、人間としても凄い人だなと。

 ちょうどその時、進路で悩んでいたのですが、彼が『川井とやりたい』という言葉を掛けてくれて、心強い気持ちになり同じ進路を選びました。星子天真の影響は本当に大きかったですね」

 星子の風に触れ、全国屈指の名門校への進学を決めた川井。最後に、高校野球に向けての意気込みを伺うと、力強い口調で高い志を口にした。

 「2年半はあっという間だと思うので、終わったときにやり残したことがないように、本気になって高校野球に勝負をかけたいと思っています。
 チームとしてはもちろん日本一を取るためにいくので、甲子園で絶対に優勝して個人的にもプロ野球に絶対に行けるような選手になりたいと思います」

 川井の高校野球での活躍が、今からとても楽しみだ。

(記事=栗崎 祐太朗)

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プロフィール

川井泰志(桐生ボーイズ)
川井泰志(かわい・たいし)
  • 西小ファイターズー西武ライオンズジュニアー桐生ボーイズ
  • ポジション:投手
  • 投打:左投げ左打ち
  •    
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