第908回 首脳陣も認める努力で掴み取った主力の座 中野堅士郎(筑後サザンホークス)2019年02月25日

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【目次】
[1]高いレベルを目指して自宅から遠い筑後サザンホークスに入団
[2]今まで支えてもらった人たちへ恩返しを


 U-15代表の秋山恭平投手や俊足強打の核弾頭・尾崎空選手、2年生ながら正捕手を務める角田蒼汰選手など、中学野球界でもトップレベルの選手が顔を並べた昨年の筑後サザンホークス。その中で、派手さは無くても堅実なプレーでチームを支えたのが中野堅士郎選手だ。
 今回は、そんな中野選手にインタビューを行い、自身のプレースタイルや長所、そして高校野球に向けた意気込みを伺った。

高いレベルを目指して自宅から遠い筑後サザンホークスに入団



中野堅士郎(筑後サザンホークス)

 打線の中ではクリーンナップである5番を任され、内野も外野も守れるユーティリティ性を持ち合わせた中野選手は、チーム内から厚い信頼を集めた選手だ。
 バッティングは、ボールにコンタクトするのが非常に上手く、単打も長打も打ち分けられる。守備も堅実で内外野を起用にこなし、どのチームでも必ず重宝されるプレースタイルが特徴だ。

 「彼はよく努力をする選手ですよ」

 中野選手をそう紹介したのは、筑後サザンホークスの吉田林司代表だ。
 吉田代表が「努力」と表現したのには理由がある。自宅からグランドまでの距離がチーム内で一番遠く、通うのには非常に苦労したからだ。

 「強いチームだということも知っていました。家からも遠かったんですが、高いレベルでするならここかなと。ここが自分に一番合っていると思ったので、入って良かったと思っています」

 それだけでは無い。入団当初は、軟式球から硬式球への変化に大きな戸惑いを感じたと話す中野選手。中でも、守備はとても苦労し大きな課題となったが、ここも努力によって乗り越えた。

 「練習終わりに、よく監督さんに個人ノックを頼んで、ずっと練習していました。守備はもっと上手くなれると思っています」

 自身の大きな特徴となったユーティリティ性の高い守備は、こうした地道な努力の中で培われていったのだ。

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プロフィール

中野堅士郎
中野 堅士郎(なかの・けんしろう)
  • ポジション:内野手
  • 身長体重:170センチ63キロ
  • タイプ:右投右打
  • 筑後サザンホークス
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