目次

[1]自宅から近い藤代で甲子園を目指し入部
[2]練習試合で強豪・横浜を抑え自信に変える

 昨秋の茨城大会・準決勝では、今春のセンバツで21世紀枠に選出された石岡一を破って決勝に進出するなど、公立ながら茨城県内を代表する強豪校の一つに数えられている藤代

 かつては美馬 学(楽天)や井坂 亮平(元楽天)といった好投手を輩出し甲子園でも勝利を挙げるなど実績を残しているが、そんな偉大な先達の後を引き継ぎ、現チームでWエースの一角として投手陣を引っ張っているのが中山 航投手(2年)だ

自宅から近い藤代で甲子園を目指し入部


 中山投手が馴馬少年野球クラブに入団して本格的に野球を始めたのは小学校2年生の時。その前からよくキャッチボールをしていたこともあって、ポジションは最初からピッチャーを務めていたという。

 「ピッチャーは相手打者と直接、顔を合わせて戦うポジション。それだけに自分がミスをしたらそのまま負けてしまうので、責任は大きいと感じています」

 中学時代は取手シニアに所属。エースの座は奪えなかったが、3年春には関東大会に出場し準優勝。そして、高校は藤代へ進学することに。

 「私立へ行くことも考えたのですが、中学1年の時に藤代が夏の甲子園に出場しましたし、自宅から近いということもあって決めました。入った当時のチームの印象はみんな真面目で黙々と練習している部員ばかりだなと思いました。その印象は今も変わっていなくて、一人ひとりが自分の足りないところを常に意識しているので、個人練習でも質の高いトレーニングができていると感じています」

 そして、同学年でピッチャーを希望した選手は5人。「やっぱりエースになりたかったので、『負けないぞ』と思いながら練習をしていました」。

 しかし、すぐに壁にぶつかってしまう。「1年生の時はストレートの球速を上げようとしていたのですが、ある練習試合で下位打線の選手に対して真っすぐで押していったらホームランを打たれてしまったんです。『調子が良くないな』と思いながら投げてはいたのですが、そこで『スピードだけに頼っていてはダメなんだ』と感じました」

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