目次

[1]「何か」で森木に勝てる投手になって甲子園で優勝できれば
[2]吉田輝星投手のように甲子園で「花」となれるように


 昨年8月に行われた第40回全国中学校軟式野球大会の決勝で、延長11回にも及ぶ激闘を演じた高知中と秀光中等教育学校。大きな注目を集めたのは、最速150キロを誇る高知中のエース・森木 大智投手だったが、秀光中等教育学校にも、147キロサウスポー・笹倉 世凪投手と共に注目された本格派右腕がいた。

 それが伊藤 樹投手だ。完成度の高いフォームから投げ込まれる直球は144キロを計測し、秀光中等教育学校の決勝進出に大きく貢献した。今回は、そんな伊藤投手に独占インタビューを行い、高知中との激闘や高校野球に向けた心境を語っていただいた。

「何か」で森木に勝てる投手になって甲子園で優勝できれば


―― 全中はお疲れさまでした。まずは高知中との決勝を振り返って頂けますか?

伊藤樹(以下、伊藤) 全中の前に島根、広島に遠征させてもらい、その時にも高知中とも試合をしたのですが7回に自分が崩れてしまい負けてしまいました。
 全中では(高知中と)逆ブロックだったので、決勝で対戦しようという話をしていて、そんな中で決勝で高知中と当たった時は森木と投げ合えるうれしさがありました。試合も投手として積み重ねてきたものがちゃんと出せたと思いますし、負けてしまったんですけどやってきて良かった、楽しかったと思える試合でした。

―― 試合の内容に関しては、反省点はありますか?

伊藤 タイブレークになった10回表に、2アウトを取ってから失投をライト前に打たれてしまいました。あの1球が悔しかったですね。

―― 高知中のメンバーとはまた3年後甲子園で戦いたいねという話などは?

伊藤 しました。また3年後、甲子園で戦いたいですね。

―― そうですよね!3年後に甲子園で対戦が実現したらどんな試合をしたいですか?

伊藤 自分たちの世代で1番いい投手が森木 大智だと言われてると思うので、「何か」で森木に勝てる投手になって、甲子園で優勝できればと思ってます。

―― 実現できることを楽しみにしています!ここからは伊藤投手のピッチングについてお伺いしたいと思います。まず、現在の最速は何キロか教えてください。

伊藤 今、最速は144キロです。

―― スピードが速くなったきっかけがあれば教えてください。

伊藤 身長や体重がいきなり伸びたり体幹が強くなったりとかは無かったんですけど、2年生の秋頃から急に急速が上がって、139キロまで上がりました。
 この春から夏にかけては、体幹トレーニングと体重を増やすこと、フォームの改善を行って144キロまで球速は上がりコントロールもよくなりました。

―― 具体的にフォームのどこを改善しましたか?

笹倉 左手の使い方と体を開かないということですね。体を開かないということが急速アップとコントロールに一番影響してると思います。