第711回 ホセ・ロペス(横浜DeNAベイスターズ) 「知られざるベネズエラ時代の歩み」【前編】2018年06月08日

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【目次】
[1] ある法則にあてはまるロペスの日本での活躍
[2] 知られざるベネズエラ時代の歩み

ある法則にあてはまるロペスの日本での活躍


バットを担ぐホセ・ロペス選手(横浜DeNAベイスターズ)

 DeNAの3番・一塁手、ホセ・ロペスのような選手を〝大器晩成″と言うのだろう。巨人に入団した2013年は打率.303(安打130)、本塁打18、打点55と及第点だったが、2年目に成績が急降下(シーズン成績は打率.243)。このタイミングでキューバの主砲、セペダが14年5月に入団し、さらに新人の小林が先発マスクをかぶることが多くなると、それまでのレギュラー捕手・阿部慎之助が一塁に回り、ロペスの存在感は徐々に薄くなっていった。

 

 外国人選手は1年目から好成績を挙げると思われているが、〝史上最強の助っ人″と言われるバース(元阪神)は1、2年目タイトルに手が届かず(3、4年目に連続三冠王)、オリックス2年目に三冠王に輝いたブーマーは1年目、打率.304(安打137)、本塁打17、打点62と平凡だった。昨年のリーグMVP、サファテが本格化したのも広島(2年在籍)、西武(1年在籍)に次いで3球団目になるソフトバンクに入団してからで、球史に残る外国人選手が日本野球のスタート時、予想外の苦戦を強いられているのがわかる。
 「優良な外国人選手が力を発揮するのは2、3年目」という法則がロペスにも当てはまる。2015年にDeNAに移籍すると3年連続して25本塁打以上を記録し、17年には最多安打(171安打)、打点王(105打点)に輝き、ベストナインとゴールデングラブも受賞している。

 

 ロペスはMLBでも活躍している。17歳だった2000年にシアトル・マリナーズに入団。04年にメジャーに昇格し、06年から10年まで連続して100安打以上を記録、09年にはミゲル・カブレラ(タイガース)らとともにベネズエラ代表としてWBC(ワールドベースボールクラシック)に出場、優秀選手賞に選出されている。MLB実働9年間で通算1005安打(打率.262)は来日した外国人選手の中でもトップクラスの成績である。

 

 ベネズエラ生まれのロペスがどのような環境で野球人生をスタートさせたのかも興味がある。

全米シェア率No01金属バットいよいよ上陸!!

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プロフィール

ホセ ロペス
ホセ ロペス (ほせ・ろぺす)
  • ポジション:一塁手
  • 身長:183センチ103キロ
  • タイプ:右投右打
  • 巨人-横浜DeNA
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