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入野 貴大投手&殖栗 正登トレーナー 対談 vol.1
入野 貴大選手・2013年インタビュー

[1]MLB・NPBの「ウエイト」事情
[2]「ハイインテンシティトレーニング」と「物理の原理」で果たした150キロ
[3]入野投手は藤浪 晋太郎並みに最大外旋角が取れる投手

 第2回は、NPB・MLBのウエイト事情に迫りながら、殖栗 正登トレーナーと入野 貴大投手の2人が実際に取り組んだトレーニングメニューを振り返っていきます。速球投手を目指したい球児には興味深い内容が満載です。

MLB・NPBの「ウエイト」事情

【入野 貴大投手と今季取り組んだことを実演する徳島IS・殖栗 正登ストレングス&コンディショニングトレーナー】

――入野投手の感覚(「いい筋肉痛」で投げると調子がよかったりする:Vol.1参照)は殖栗トレーナーから見てもOKなんですか?

殖栗 OKです。僕もNPB・MLBのトレーナーとも話をし、様々なデータを見ながら10年この仕事をしてきたんですが、たとえばMLBのクローザーは、試合中1回から5回までの間にウエイトをしているんです。

――そうなんですか?

殖栗 はい。セットアッパーは球場入りを早めにして、試合前にウエイトをしています。NPBでもこの方式を採用しているチームもありますし、一番多いのは、3連戦が終わった日の夜にスタジアム内のウエイトルームでウエイトをするんです。MLBはNPBよりさらに試合数が多いですから、ウエイトは週2回。上半身と下半身に分けて行いますが、クローザーやセットアッパーはそんな感じですね。

――実際、それで大丈夫なんですか?

殖栗 僕もそれを聞いたんですよ。そうしたら入野と全く同じことを言っていました。「ちょっとハリのある方が肩関節も絞まって障害予防にもなるから、全く問題ない。MLBはどのチームもほとんどそうだ」ということです。

――入野投手、そうなんですか?

入野 専門的なことは判りませんが(笑)。少し引っかかる感覚の方が僕はよかったです。

殖栗 チームには監督・投手コーチ・打撃コーチ・守備走塁コーチがいらっしゃるので、僕らの仕事は野球の専門的なパフォーマンスを上げていくために、それに必要な筋力を、このリーグであればオープン戦含め100試合を闘う中で維持していくことなんです。となると、シーズン中にも「維持するトレーニング」を入れていかなくてはいけないんですよ。
先発投手であれば中6日の間でウエイトや筋力維持を入れていくんです。ただ、入野の場合は「150キロに球速を上げる」という明確な目標があったので、そこに強化トレーニングが入ってきました。

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