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第218回 吉田 嵩選手(海星高等学校)2014年10月22日

 今年の甲子園で145キロを計測し、一気にその名を上げた海星吉田 嵩投手をインタビュー!国体ではどういう位置づけで臨み、どんな投球内容だったのか。改めて振り返っていく。

ラストチャンスと位置付けた長崎国体

吉田 嵩選手(海星高等学校)

 この夏、甲子園二松学舎大附戦(試合レポート)で最速145キロを計測し、一気にスカウト、メディア内での評価が上昇した吉田 嵩
彼の魅力は183センチ82キロと恵まれた体格、肩肘の柔らかさを存分に生かした完成度の高い投球フォーム、軽快なフィールディング、1.1秒台を計測するクイックの速さと、素材としても、技術的にも、高いレベルに達していることだ。

 甲子園の投球を振り返って吉田は、「少しはアピール出来たけど、まだ足りない」と振り返る。1回戦負けしたものの、海星は地元開催で、国体出場が決まっている。今回の国体はどういう位置づけで臨んだのか。それを伺うと、「国体は自分にとってアピール出来るラストチャンス。そのための準備をしてきました」と答えてくれた。

 新チームがスタートし、練習は新チームのメンバーが使う事が優先になりながらも、吉田はグラウンドで調整を続けてきた。

 そして迎えた聖光学院戦(試合レポート)。吉田は初回から全快投球。最速143キロを計測し、3番柳沼を内角に決まる141キロのストレートで見逃し三振に奪い、三者凡退に抑える快調な立ち上がりを見せる。

 だが2回裏、4番安田 光希に高めに入ったストレートを捉えられ、先制本塁打を許す。本塁打は打たれたが、吉田はその後の投球が大事と、落ち着いた投球を見せる。

 常時130キロ後半~140キロ前半の直球、100キロ台のカーブ、120キロ台のスライダー、130キロ台のカットボール、スプリットを交え、聖光学院打線を抑える。そして打線も6回表に逆転に成功。聖光学院の齊藤監督も、「まさに圧巻。手が出ないことはこのことをいうのでしょう。特にカットボールが素晴らしかった」と吉田の投球を絶賛していた。

 だが8回裏に、先頭打者に四球を与え、二死一、二塁から2番石垣 光浩に逆転三塁打を打たれ、敗戦投手となった。吉田は、「最後に詰めの甘さが出たのが自分の課題」と振り返った。だが8回3失点の内容については、
「負け投手になったのは残念でしたが、出来るだけのアピールはしたと思います」

 目前に迫ったドラフトだが、
「指名されるか、指名されないか、不安はあります。僕はプロ野球選手になることが目標なので、指名がない場合でも、独立リーグ入りも考えています」
アイランドリーグ、BCリーグ入りも視野に入れているようだ。

 将来性は素晴らしいモノを秘めた吉田 嵩。ドラフト当日は彼に吉報が届くのだろうか。

(文・河嶋 宗一


プロ野球ドラフト会議2014特設サイト
 

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プロフィール

峯本 匠
吉田 嵩(よしだ・しゅう)
  • 所属:海星高校
  • 学年:3年
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投げ右打ち
  • 身長体重:182センチ83キロ
  • 選手名鑑:吉田 嵩
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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