<第67回鹿児島県選抜高校野球大会:鹿児島情報4-1隼人工>◇19日◇1回戦◇平和リース球場
昨秋の鹿児島大会3回戦で対戦した時は、5対1で隼人工が快勝し、8強入りを果たした。「組み合わせで隼人工との対戦が決まった時から、ずっとリベンジすることだけを意識していた」と鹿児島情報の水口 直人主将(3年)。今回は、完封こそ逃したものの、終始主導権を握って4対1で勝利し、見事雪辱を果たした。
「自分たちが昨秋からどのくらい成長したのか、計るのに絶好の相手だぞ!」。福元 一樹監督はそんな言葉で、試合前も送り出したという。
隼人工のエース浅井 聖(3年)は制球の良い投手。追い込まれてしまえば、打ち気を巧みに反らす変化球で打ちとられてしまう。初球、もしくはファーストストライクを積極的に打つ意識をチームで徹底した。
2回に8番・淺松 幸宏(3年)の右前適時打で先制し、5回は4番・小林 嗣仁(3年)の中前適時打などで2点を中押し、7回は6番・上迫 夏音(2年)の左前適時打でダメ押しと、効率よく得点を重ねた。
浅井が投げた7イニングは毎回の11安打を放ち、うち8安打は初球、もしくはファーストストライクを打ったもの。試合時間わずか1時間34分だったのも、いかに効率良く試合を進めたかを物語る。
「以前は、先制してもなかなか追加点をとれなかったが、それができるようになった」と水口主将。「勝つことだけを意識して投げ続けた」マウンドでも、丁寧に打たせてとる投球を心掛け、6、7、9回と終盤大きなピンチを背負ったが、バックの好守にも助けられ、1失点で切り抜けた。
「これで自信をつけて、勝ち上がっていくきっかけにしてくれれば」と福元監督も期待を寄せる勝ち方ができた。
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