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山﨑伊織(巨人)が無双状態! 開幕からいまだゼロの圧巻の記録とは?

2024.05.21


山﨑伊織(巨人)

巨人4年目右腕・山﨑 伊織投手(明石商出身)が、「2年目のジンクス」打破に挑んでいる。昨シーズン、規定投球回数をクリアして、プロ初の2ケタ勝利をマーク。プロ1年目は右肘のリハビリに専念しながら3年目で開花した。ブレーク2年目となる今シーズン。苦労人にとってプロ4年目も、ここまで順調に結果を残している。

7試合(7先発)4勝0敗、防御率1.51
29奪三振、15四球 8失点(8自責点)

今季はまだ、開幕から負けなしの4連勝を飾っている。5月7日の中日戦では4安打完封劇を披露。119球でプロ2度目の完封勝利を手にした。勝利がつかなかった試合でも5回以上を投げて、3失点以内にまとめて、試合を作っている。チームはもちろんのこと、リーグ内でもトップクラスの成績を誇る。

4勝=リーグ2位タイ
勝率1.000=リーグトップタイ
防御率1.51=リーグ3位

さらに、誇れる結果として、今季、まだ本塁打を許していないことが挙げられる。7試合47.2回を投げて被本塁打は0。今季、ここまで規定投球回をクリアしているセ・リーグ投手で、本塁打を許していないのは、中日・小笠原 慎之介投手(東海大相模出身)と山﨑だけだ。昨年、自身の開幕からの7試合登板で、すでに5本の本塁打を許していたことを考えれば、大きな成長であることは間違いない。

21日は前回完封勝利を挙げた中日戦に先発予定。対中日はプロ入りから9試合に登板して5連勝と大得意としている。対中日初登板から6連勝を飾るとなると、レジェンド右腕、沢村栄治氏に並ぶことにもなる。

ハーラートップに並ぶ5勝目と、勝率10割キープがかかる大事な先発マウンド。交流戦スタート前、最後となる区切りの試合で、「無双」ぶりを加速させていく。

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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