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「2年目のジンクス」はもはや死語!? オリ山下と阪神村上、昨年の新人王には「いい予感しかしない」

2024.02.27


山下 舜平大・村上 頌樹

オリックス・山下 舜平大投手(福岡大大濠出身)が、エンジンを全開させている。25日のブルペン投球で155キロを計測。自分でも驚くほどの仕上がりも、まだまだ球速はアップできると手応えを感じているという。

ここまで2度のライブBP登板をこなし、調整は順調にきている。休日返上でトレーニングに励むなど精力的。球数を抑え目に調整してきてきたが、開幕を約1カ月後に控えた時期だけに、山下の体も自然と反応してきているようだ。

初の対外試合となるのは28日ロッテ戦。どんなピッチングを見せてくれるのか。2年連続開幕投手を狙う160キロ右腕の今季のスタートに注目したい。

そのオリックスを破って、昨年日本一に輝いた阪神では、昨シーズンMVPの村上 頌樹投手(智辯学園出身)が、開幕投手へ意欲を見せている。ここまでの対外試合で2試合に登板。5回を3安打1失点。4三振を奪っている。新たなツーシームを試すなど、バージョンアップに余念がない。

次回登板予定は3月5日。イニングを増やすなど、開幕に向けてピッチを上げていくと思われる。

オリックス山下と阪神村上は、昨年のセパ両リーグの新人王。近年では、新人王翌年も成績がアップしているケースが多い。いわゆる「2年目のジンクス」は、あまり当てはまっていないのが現状だ。ここまでの調整を見る限り、この2人も昨年よりも成績を残す予感しかない。

3月29日。新人王翌年となる2人が、ともに開幕戦でマウンドに上がる姿を見てみたい。

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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