全三河大会を制した西尾東

第145回全三河大会優勝を果たした西尾東
昨年の秋季県大会後に開催された、第145回全三河大会で東三河の有力私学の桜丘や投手力のいい安城学園、科学技術豊田などを下して2016年春以来、3度目の優勝を果たした。ここ10年の間に県のベスト4以上が4回ある西三河の公立の雄としての位置を築いている。その礎を築いた寺澤 康明監督が異動して、野田 圭佑監督が後任となって、最初の実績と言っていいであろう。夏は、もう一つ空回りしたが、伝統の勝負強さを徐々に取り戻してきたかなという印象である。
「本気で私学の強豪を下すには打ち勝たなくてはいけない」というのがチームとしての考え方でもある。一発のあるパウエル 海投手(2年)や、シュアな牧野 祐大外野手(2年)、神谷 真之将捕手(2年)などの中軸打線は、一冬越えてさらなるパワーアップと確実性の向上が期待される。エースの期待がかかる柘植 大介投手(2年)は決して球威があるというわけではないが、テンポのいい投球で、終始自分のリズムで試合を作ることができる。投手がさらに成長していけば、来季の注目校の一つとなっていくであろう。