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山田、中川、蛭間などスターずらり!大学JAPAN候補合宿でアピールに成功した野手は?

2021.12.14

 12月3日〜5日にかけて、大学日本代表候補合宿が愛媛県松山市に所在する坊っちゃんスタジアムで開催された。

 今回は、2022年7月、オランダで開催される予定の「第30回ハーレムベースボールウィーク」の代表選手を決めるための合宿だった。

 過去には、佐藤 輝明内野手(近畿大-阪神)、伊藤 大海投手(駒大苫小牧-日本ハム)、牧 秀悟内野手(中央大-DeNA)と1年目から活躍した黄金ルーキーたちも代表を経験したり、合宿に参加していた。今回はこの合宿に参加した野手陣を紹介していく。

山田、中川、蛭間などスターずらり!大学JAPAN候補合宿でアピールに成功した野手は? | 高校野球ドットコム
山田(立教大)、中川(早稲田大)、蛭間(早稲田大)

 早稲田大・蛭間 拓哉外野手(3年=浦和学院)、立教大・山田 健太内野手(3年)、中川 卓也内野手(3年=ともに大阪桐蔭)と高校時代から評判だったスラッガーに注目が集まった。

 その中で最も活躍を見せたのが蛭間だ。3季連続で3本塁打をマークし、リーグ通算9本塁打は現在の3年生以下の野手ではトップ。来春のリーグ戦では通算10本塁打到達に期待がかかっている。合宿では2日目の午前、午後合わせて3安打を記録。3日目の試合でも2安打を記録し、計5安打を放った。高校時代はU-18代表を経験。大学でも代表入りする可能性は十分にある。

 山田は、東京六大学で現役最多の62安打。今年のドラフトでソフトバンクから2位指名を受けた慶應義塾大・正木 智也外野手(慶應義塾)よりも多い。今年は打撃力が大きく伸びたシーズンだった。2日目の午前中の試合では、走者一掃の適時二塁打を放った。合宿では最終日の1安打のみに終わったが、これからのシーズンでどれだけ結果を残すか。

 今年も強打の捕手が多く、午前中の試合で2安打を記録した名城大・野口 泰司捕手(3年=栄徳)、強打を発揮した桐蔭横浜大・吉田 賢吾捕手(3年=横浜商大高)、明治大の蓑尾 海斗捕手(3年=日南学園)がいた。長打、強肩をアピールしたのが、近畿大工学部の石伊 雄太捕手(3年=近大高専)。明治神宮大会では無安打に終わったが、その鬱憤を晴らす活躍を見せた。

 内野手では、法政大・齊藤 大輝内野手(3年=横浜)が強打を発揮しアピール。立正大・奈良間 大己内野手(3年=常葉菊川)もキレの良い動きを披露し、遊撃手の明治大・村松 開人内野手(3年=静岡)も長打を発揮していた。

 その他、リーグ戦ではトップバッターとして活躍する駒澤大の林 琢真内野手(3年=東邦)が、合宿でも快打を連発。関西大・上神 雄三内野手(3年=佐久長聖)、慶應義塾大・下山 悠介内野手(3年=慶応義塾)も懸命にアピールしていた。外野手では、愛知大学野球連盟を代表するスラッガー、中京大・澤井 廉外野手(3年=中京大中京)が自慢の長打力を発揮。リーグ戦で本塁打を量産する鋭いスイングは参加選手の中でも突き抜けていた。

 レベルの高い選手が多く揃った今回の大学日本代表候補合宿。一冬越えてどんな成長を見せるのか注目したい。

(記事=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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