2019年から始める! キミにぴったりの野球ノートの取り組み方は?
今、野球ノートを書いているキミも、書いていないキミも、野球ノートの新たな活用方法を知るだけで、2019年はグンと飛躍できる一年になるかも?!キミにぴったりの野球ノートの取り組み方を探してみよう。
キミにぴったりの野球ノートの取り組み方を探してみよう!
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継続は力なり!このまま自分の道を進むべし!
チームで取り組んでいる野球ノートに加え、自分でも日誌を書いているというキミ!意識が高いぞ!素晴らしい!プロ野球選手の中でも、毎日の振り返りをノートにまとめている選手は多い。
例えば、菊池雄星選手の場合は、中学・高校時代、さらに、プロ入り後もずっとノートを書き続けてきた。菊池選手は、ノートを書き続ける理由についてこんなこと話していたぞ。
「中学時代から書き続けてきた野球ノートは、今振り返っても意味があるものだと感じます。それは、『日誌を書く』という行為ではなくて、『自分と向き合う時間』の確保こそ、意味があるものだと考えていたからです。自分と向き合える静かな時間を練習で忙しい高校時代に作ることが出来ていたのが、とても貴重で大事なことだったのかなって、今、振り返っても感じます」
菊池雄星選手と同じ花巻東高校出身の大谷翔平選手も、小学生の頃は父親と日々の練習や試合についての交換日記をしていたり、高校時代にも野球ノートを書いていたことは有名な話だが、今の時期から、「書く習慣」=「自分自身を振り返る習慣」を身につけておけば、さらに高いステージで活躍できる選手に近付くはずだ!
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[page_break: Bタイプ 大丈夫!ノートを自分の武器にしろ!]
大丈夫!ノートを自分の武器にしろ!
野球ノートを書くのが、『今は苦手』でも大丈夫!それは、「書く」という行為が苦手だと自分で思っているだけだからだ。野球ノートを書くというよりも、「今日を振り返る」という考えをまずは優先してみよう。
今日または昨日の練習を振り返ってみて、キミは今、どんな気持ちになったか?充実していたか?悔しかったか?まずは、ノートの一行目に自分の気持ちを書き出すことから始めれば、意外とカンタンだ!
二行目には、どうして、キミがその気持ちになったのか、自分の心の奥にある思いに、一生懸命向き合ってみよう。
なぜ、うれしかったのか?なぜ、悔しかったのか?心に浮かんできたその理由をノートに文字で表していく。
自分の気持ちを文字にして書けるようになったら、カンペキだ!毎日続けていれば、ノートを書くという感覚よりも、自分の気持ちと向き合いたいという気持ちのほうが強くなっているはず。野球ノートは、文章を書くために取り組むものじゃない。野球ノートは、自分の気持ちと向き合うためのものなのだ!
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[page_break: Cタイプ 新提案!グループ日誌を始めてみよう!]
新提案!グループ日誌を始めてみよう!
チームで『野球日誌』は取り組んでいないが、今のチーム状態になんとなく不安があるというキミ。周りの状況がしっかり見えているぞ。今年の夏の大会で、キーマンになるのは、もしかするとキミかもしれない。
今、キャプテンや副キャプテンを務めていれば、チーム内で提案しやすいかもしれないが、もし、そうでなくても、チームの中で信頼の置けるメンバーに相談して、ぜひ導入してみてほしいのが、『グループ日誌』だ。
あの大阪桐蔭も、2017年の選抜優勝を達成した代は、その年の2月からレギュラー陣と西谷監督で日誌交換を始めている。
もしキミが、
「こんなにチームのこと考えているのは俺だけかな?もっと周りのメンバーにも、気づいてほしいのに」
「普段、全然しゃべらないけど、あいつらは、チームのことに対してどう思っているのかな?」と感じていたら、【学年間・同ポジション・全部員シャッフル・バッテリー間】など、キミのチームに合った形でグループ分けをして、野球ノートを交換日記がわりに使うことをオススメしたい。
毎日の練習時間が僅か90分しかない公立校が、コミュニケーション不足の解消に取り入れたグループ日誌など、全員が本気で野球ノートに取り組み続けたことで、甲子園出場を果たしたりもした。「野球ノート」を侮るなかれ!
選抜優勝した大阪桐蔭も、2月から監督と首脳陣との交換日誌をスタートして、全国の頂点を掴んだように、今からでも決して遅くはないぞ!
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日本一、心をもった日誌
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[page_break:Dタイプ 一歩リード!メモ帳を活用せよ!]
一歩リード!メモ帳を活用せよ!
周りの状況が見えていたり、自分自身の課題もわかっているというセンスがあるキミにオススメなのが、「自分だけのメモ帳」だ。もちろん「自分だけの野球ノート」でもOK。
これまで、甲子園に出場したチームのキャプテンを務めていた選手たちに話を聞くと、こんな共通点があった。彼らは常に練習着の後ろポケットに小さなメモ帳を入れて、練習中に気付いたことをメモしていたそうだ。それ以外にも、練習後には、誰にも提出することのない自分だけの野球ノートを書いている選手もいた。
そこには、もっとこうしたい、こう改善したほうがいいというチームに対する気付きや提案、自分のスキルを高める上での発見や反省などが書かれていた。
脳科学の世界でも、人は実際にプレーしている時よりも、自分のプレーなどを思い出しながら文字にして紙に書いている時のほうが、身体の動きの指令を出す“運動脳”の働きが活発になるという研究結果もあるほどだ。
書くことで、上手くなる!キミだけの野球ノートは、今の野球センスをさらに伸ばすことができるツールになるはずだ。
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[page_break:Eタイプ ここから始まる!まずは自分がどうなりたいのかイメージしよう!]
ここから始まる!まずは自分がどうなりたいのかイメージしよう!
まず、自分がどうなりたいのか。チームがどうなっていきたいのか。そこが明確にならない限り、野球ノートを書くことはオススメしない。
では、どんな時に、野球ノートを書き始めるのがいいのか?個人でつけるノートなら、「自分が書き始めたくなった時」。チームでつけるノートなら、チームで取り組む理由を3分の1以上の部員が心の底から理解できた時。少なくともキャプテンや副キャプテンらの首脳陣が心の底から理解できた時だ。そうでない限り、野球ノートは、チームや個人のためにプラスとなるツールにはならない。それなら、ノートは書かなくていい。
まずは、自分が野球選手として、どうなりたいのか。自分はチームのために、どうありたいのか。そこを徹底的に考え抜くことからスタートしよう。そのために1時間作れとは言わない。たった1分でも、3分でもいい。
その問いに対し、本気で考え抜くことが、自分と向き合うことにつながる。野球ノートも結局は、自分と向き合うためのものだ。だから、ノートに書かなくてもいいから、目を閉じて、自分の心の奥底にある『本当の思い』をキミ自身で探してきてほしい。キミの野球選手としての2019年は、そこから始まる。
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(文・安田 未由)