20日関東大会が開幕!チームカラーが似た常総学院vs関東一、ドラフト候補左腕擁する明和県央vs強力打線・甲府工の対決に注目



須藤 奨太(明和県央)

 春季高校野球関東大会が20日に開幕する。夏の戦いを見据える意味でも見どころを紹介していきたい。横須賀スタジアムでは2試合が予定されている。

甲府工(山梨1位)vs明和県央(群馬2位)

 甲府工は県大会決勝で山梨学院との壮絶な打撃戦を制した。打撃力は強力で、粘り強い試合運びが魅力。明和県央は最速146キロまでスピードアップした速球派左腕・須藤 奨太投手(3年)が関東大会まで勝ち進んだチーム相手にどこまで通用するか。この大会での投球がドラフト候補へさらに昇華させるきっかけになるかもしれない。

常総学院(茨城1位)vs関東一(東京2位)

 県大会を勝ち抜いた常総学院は140キロ超えの投手が多く、試合後半でもレベルの高い投手を投入できる。後半戦に勝負をかけることができるため、逆転勝ちも多い。打線も伸び盛りの強打者、巧打者が揃い、県大会の勢いを持続できるか。

 関東一は多くの好投手を攻略した打撃力が高く、後半勝負を仕掛けられる点も似ている。スーパー1年生・坂本 慎太郎投手の起用法にも注目が集まる。春の都大会ノーシードから勝ち上がって得た関東大会の舞台。この常総学院戦も好投手への対応に加え、投手陣の力量も問われる試合になりそうだ。