目次

[1]夏の鹿児島大会を徹底展望!
[2]鹿児島城西―鹿児島玉龍ブロック
[3]神村学園―鹿児島ブロック
[4]川内―国分中央ブロック
[5]樟南―大島ブロック


鹿児島城西・芦谷原、神村学園・松永、大島・大野

トーナメント表
鹿児島大会の組み合わせ

全国の日程・結果一覧
第104回大会 全国47都道府県地方大会の日程一覧

 第104回全国高校野球選手権鹿児島大会は7月2日に開幕する。今大会の出場校は2つの連合を含む64チーム70校。鹿児島市の平和リース、鴨池市民の両球場で3回戦までは連日開催。準々決勝以降は平和リースを使用し、準々決勝は17、18日、準決勝は22日、休養日を設けて24日に決勝の日程で開催される(※雨天順延)。

 昨秋は大島、今春は神村学園、5月のNHK旗は鹿児島城西、この1年間の県大会は全て優勝校が違っている。春以降の公式戦の結果から考えると春の九州大会を制した神村学園、その神村学園にNHK旗決勝で奇跡の大逆転劇を演じた鹿児島城西、南薩地区の強豪私学2強が一歩抜きんでている印象がある。春センバツに出場した大島は春以降の戦績が今一つだが、昨秋の鹿児島大会、九州大会で見せた粘り強さを取り戻して春夏連続の甲子園を目指す。

 春準優勝の国分中央、連覇を目指す樟南などシード校のみならず、ノーシードにも鹿児島実鹿屋中央鹿児島情報鹿児島商出水中央といった実力校がひしめいており、神村学園鹿児島実が初戦で激突するなど、大会序盤から目の離せない展開になりそうだ。

 3年ぶりに開会式が実施され、全校応援なども実施される予定で、通常の夏とほぼ同じ方式で開催される。一方でコロナ禍は、なお注意が必要であり、春の県大会で鹿児島城西が、NHK旗で樟南が出場辞退したように集団感染で舞台に立てないことだけは起こらないことを祈りたい。

 3年生を中心に全球児が鴨池に集い、思う存分野球を満喫して、その中から堂々と鹿児島代表の栄冠をつかむチームが出てくる大会になることを期待する。組合せを4つのパートに分けて、大会の展望を予想してみた。