第103回神奈川大会の組み合わせ抽選会が決まった。センバツ制覇の東海大相模が注目される今年の神奈川は、やはりシード校を中心に強力なチームが多い。そんな今大会の見所を紹介したい。
横浜はやはり金井と3年生の成長が必要不可欠

金井 慎之介(横浜)
まず第1シードの横浜は足柄と新城・麻生総合・市川崎・幸の連合チームの勝者と対戦。
やはり名門。投打ともに戦力が充実。右の本格派・山田 烈士、左の技巧派・佐竹 綱義とゲームメイクできる投手がいる。甲子園出場の鍵は金井 慎之介の復活と覚醒が不可欠。春の投球を見る限り、しっかりとハマった時のボールは世代を代表するものがある。その精度を高めていくことが課題になるだろう。打線は高い身体能力を武器に攻守で高いパフォーマンスを見せる大型外野手・安達 大和、高い打撃技術と投手を務める強肩を武器にする三塁手・宮田 知弥、右の好打者・玉城陽希など打者のタレントも豊富。
抜群のフィールディング技術を披露した緒方 漣などスーパー中学生が多かった1年生の台頭も可能性がありそう。ただ、甲子園出場には、現3年生の成長が東海大相模を破る最重要課題になりそうだ。
同ブロックには試合巧者で昨秋のベスト4の鎌倉学園、公立の実力校・大師が揃う。
シード入りを果たした横須賀学院は厚木北と大和東の勝者と対戦。
海老根 大雅を中心に強力打線が自慢の向上は、鶴見大附と座間の勝者と対戦。投手陣を整備し、甲子園出場を狙う。同ブロックには、U-15代表経験の好右腕・田上 遼平擁する慶應藤沢も面白い。昨夏ベスト4の三浦学苑は綾瀬西とサレジオ学院の勝者と対戦する。
その原動力となった4番エースの上村 海斗を軸としたチーム。春季大会で東海大相模と戦った経験を活かし、さらに投打でレベルアップができるか注目だ。