今年の第93回選抜高等学校野球大会の出場32校が決まった。最終回では西日本の野手である。西日本は近畿地区を中心に逸材が非常に多い。

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近畿からは大型スラッガーが多数出場!


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【捕手】
 松川 虎生市立和歌山)は高校通算30本塁打を超える強打のスラッガー。いわゆる渡部 健人のような体格をした選手で、金属の反発力だけではなく、体に秘めたるパワーそのものが違うので飛距離が段違いである。プロ注目捕手の髙木 翔斗県立岐阜商)と比較されるが、松川のほうが断然スラッガータイプである。田近 介人大阪桐蔭)はコンタクト率が高い打撃と安定したスローイングでもり立てる好捕手。西川 侑志神戸国際大附)はスローイングタイム1.9秒台の強肩を誇る好捕手で、チームでも4番を打つ。

 初出場の京都国際は大型捕手の中川 勇斗に注目。1年生のスタメンが多い構成で、強肩強打で、経験もある中川は頼もしい存在だ。植垣 洸智辯学園)も捕手ながら俊足巧打強肩が光る好捕手。

松川 虎生市立和歌山
田近 介人大阪桐蔭
中川 勇斗京都国際
西川 侑志神戸国際大附
植垣 洸智辯学園

【内野手】
 関西地区は、好遊撃手が揃う。まず杉下 海生天理)はU-15代表経験者。スピードではなく、基本忠実に丁寧にこなすディフェンスは天理式捕球練習で作り上げてきた。コンタクト力も高い遊撃手。さらに藤原 夏暉大阪桐蔭)は今年の大阪桐蔭の守備の要で、攻守で安定している。なんと言っても走れる選手で走ってチャンスメイクに巧打堅守の左打者として全国舞台でも活躍に期待がかかる。

 宮下 隼輔大阪桐蔭)は天理達 孝太から3ランを放ったように打撃技術は非常に高く、さらに安定した三塁守備も光る巧打の内野手。

 そして関西地区を代表するスラッガーといえば、前川 右京山下 陽輔智辯学園のスラッガーコンビだ。

 前川はプロ注投手キラーの異名があり、昨秋は天理達 孝太大阪桐蔭関戸 康介から豪快な本塁打を放ち、さらにコンタクト力も高い。練習を見ていてもスイングの強さ、打球の速さ、太ももの太さが段違いなのだ。スラッガーとしては岡本 和真(巨人)以来の大器として騒がれるのも頷ける。NPBのスカウトから一目を置かれる逸材は甲子園でも結果を残すことができるか。

 山下は本塁打を打てるパワーもあり、さらに変化球をさばく上手さもある。近畿大会では11打数5安打、2本塁打5打点を記録。大阪桐蔭戦の本塁打は見事だったが、市立和歌山戦で小園 健太が投じたカット系の変化球を安打にしたシーンは山下の技術の高さが際立ったシーンだといえる。

 強打者が注目される智辯学園だが、岡島 光星智辯学園)は俊敏な動きが注目される巧打の遊撃手。昨年9月に智辯学園の練習取材に訪れて、あまりの守備力の高さに目が留まった選手である。

 大阪桐蔭前田 健伸も期待のスラッガー。山口東シニア時代と比べてもだいぶスリムになり、甘い球を逃さずスタンドインさせるパワーがあり、中学時代は投手もやっていただけに地肩も強い。豪打を発揮することができるか。河渕 巧市立和歌山)はヒット性だと思った打球も阻止する好守備が持ち味のショートストップ。小園の投球を見るとこの選手の好プレーが目につく。

 神戸国際大附の遊撃手・栗原 琉晟も近畿大会で打率.429をマーク。攻守で安定したパフォーマンスを発揮する。