第1016回 篠木健太郎が期待通り主将・エース・主軸打者として躍動。2年ぶりの優勝を果たした木更津総合を徹底総括2020年08月21日

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見逃せない篠木以外の投手陣の成長と下級生の登用



斎藤匠と吉鶴翔瑛
 打線では入学時から期待されていたスラッガー・斎藤匠は打率.261、2本塁打、8打点を記録。以前と比べると打てるポイントは広がり、勝負強さも出てきた。また秋元俊太(2年)、山中海斗(2年)の俊足巧打の外野手の成長も著しかった。

 そして篠木以外の投手の成長も著しい。142キロ左腕・吉鶴 翔瑛が目立っていたが、この夏で右サイドの川端 光明、左腕・熊谷尚也も好投も光った。実は2月の取材で、篠木、吉鶴とともに投球練習をしていたのがこの2人で、木更津総合の首脳陣からも成長ぶりを高く評価されていた投手だ。実際に投球練習では切れのあるストレートを投げ込んでおり、何より目を引いたのは自主練習の姿勢だ。篠木を含めこの3人はランニングやシャドーピッチングなど自主練習を黙々とこなしていた。 


 川端は135キロ前後の速球、切れのあるスライダーを両サイドに強気に投げ分ける投球術の高さは光るものがあった。また打者としても打率.625をマーク。八千代松陰戦では適時打を記録するなど、五島監督が求める「投手も『野手』になること」をしっかりと実践していた。

 準決勝では吉鶴、川端、熊谷のリレーで9回まで投げぬき、延長10回まで篠木を温存できたことは1つの勝因になった。絶対的エース・篠木はいても、酷使せずに投げ抜くことができたのは彼ら3人の力投は非常に大きかった。

 3年生主体だった今年のチーム。特に投手陣は未知数となる。それでも山中、秋元の左の好打者コンビ。1年生から出場し、好守備と土壇場での勝負強い打撃が光る遊撃手・大西智也、1年生ながらベンチ入りした中西祐樹は奈良西リトルシニア出身の好捕手。準決勝でスタメン出場した菊地弘樹、市原中央戦では5番ファーストとして出場していた山田 隼(大田水門ボーイズ出身)と下級生野手を抜かりなく夏の戦国千葉の経験を積ませていたのはさすがである。

 そんな木更津総合の秋初戦は24日、姉崎との代表決定戦を迎える。勝てば、県大会出場決定だ。まずは新生・木更津総合ナインの戦いぶりに注目だ。

 

(記事=河嶋 宗一

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